まず結論
浜松市でデータ連携基盤を使った継続的なサービス提供を目指す法人は、この補助金の対象になり得ます。補助率は対象経費の2分の1以内で、通常の上限は150万円です。
2026年度内に浜松市のデータ連携基盤へデータ連携する事業は、上限250万円に引き上げられます。ただし、採択審査があり、申請すれば必ず交付される制度ではありません。
制度の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 浜松市データ連携基盤活用サービス実装支援補助金 |
| 対象者 | 法人格を有し、市区町村税を完納している民間企業等 |
| 対象事業 | 浜松市を対象エリアとし、データ連携基盤を活用したサービスの実装を目指す事業 |
| 補助率 | 補助対象経費の2分の1以内 |
| 補助上限 | 原則150万円。2026年度内に浜松市のデータ連携基盤へデータ連携する事業は250万円 |
| 申請期間 | 2026年8月21日(金)から9月18日(金)まで |
| 補助対象期間 | 交付決定日から2027年3月15日まで |
| 交付方法 | 交付確定後の精算払い。2027年4月頃の予定 |
| 確認日 | 2026年8月23日 |
対象になる事業と経費
対象事業は、浜松市のエリア・データ連携基盤からデータを取得するか、同基盤へデータを提供するサービスの開発です。調査や実証実験だけで終わらず、住民などへの継続的なサービス提供を開始することが前提です。
補助対象経費の主な区分は次のとおりです。消費税、地方消費税、印紙税などは対象経費から除かれます。
| 経費区分 | 例 |
|---|---|
| 設備備品費 | 補助事業に必要な設備備品のレンタル費 |
| 消耗品費 | 補助事業に必要な物品の製作・購入費 |
| 謝金 | 協力者などへの謝金 |
| 外注費・保守費・改造修理費 | 開発設計やデータ分析などに必要な経費 |
| 通信運搬費 | 物品の運搬費、データ通信費 |
| 交通費 | 国内の交通費 |
| 賃借料 | 施設や土地の借り上げ費 |
申請前に確認したいこと
| 確認項目 | 注意点 |
|---|---|
| 交付決定前の支出 | 対象期間は交付決定日から。先に契約・実施・支払いを進めると対象外になる可能性がある |
| 他の助成制度との併用 | 国、自治体、公共的団体などの助成を受けた事業や、受ける見込みの事業は対象外 |
| 対象経費の証拠書類 | 見積書、契約書、納品書、請求書、領収書、振込控などの確認が必要 |
| 補助金の受け取り時期 | 先払いではなく、事業完了・交付確定後の精算払い |
| 採択件数 | 交付決定予定件数は2件程度。申請者全員が対象になるわけではない |
| データの扱い | 浜松市のエリア・データ連携基盤では個人情報を扱わないと説明されている |
補助対象外には、税金や保険料、振込手数料、飲食費、宿泊費、国外交通費、水道光熱費、燃料費なども含まれます。通常の事務用品や、補助事業との関係を明確にできない費用も対象外です。
申請書類と提出方法
主な提出書類は、交付申請書、データ連携基盤活用サービス実装計画書、収支予算書、登記事項証明書または定款の写し、直近2期分の決算書です。市外企業は本社所在地の市町村税納税証明書も必要です。
郵送または持参の場合、申請書類は原則5部が必要です。スマート申請では電子証明書による電子署名が必要で、一部書類は郵送・持参になる場合があります。添付ファイルの容量上限は10MBです。
郵送と電子申請は、2026年9月18日(金)必着です。持参の受付時間は平日8時30分から17時15分までで、土日祝日は受け付けていません。締切日に準備を始めるのではなく、見積書や決算書など時間のかかる書類から揃えるのが現実的です。
向いている事業者・向かない事業者
| 向いている事業者 | 向かない可能性が高い事業者 |
|---|---|
| 浜松市向けに継続サービスの実装を計画している法人 | 調査や実証実験だけで、継続提供の計画がない法人 |
| データ連携基盤との接続方法や提供データを具体化できる法人 | 浜松市とのデータ連携が事業計画に入っていない法人 |
| 2027年3月15日までに契約・実施・支払いを終えられる法人 | 補助金の入金前に費用を立て替えるのが難しい法人 |
| サービスの実装体制や収益化方針を説明できる法人 | 事業の大部分を第三者に委託する計画の法人 |
まとめ
浜松市のデータ連携基盤を使い、継続的なサービスを実装する法人にとって、対象経費の2分の1以内を支援する制度です。上限は原則150万円ですが、2026年度内に同基盤へデータ連携する事業は250万円となります。
一方で、採択件数は2件程度で、補助金は後払いです。申請期限、交付決定前の支出、他制度との重複、証拠書類の保存を先に確認し、自社の資金繰りと実装スケジュールに無理がない場合に検討したい制度です。
出典
ページ更新日: 2026年8月21日 確認日: 2026年8月23日