決算サマリー
| 項目 | 2023年10月期 | 2023年4月期 | 見方 |
|---|---|---|---|
| 純資産 | 77.18億円 | 84.55億円 | ファンド規模は縮小 |
| 主要投資資産 | 75.55億円 | 83.07億円 | 株式が中心 |
| 現金・預金・その他資産 | 1.63億円 | 1.47億円 | 負債控除後ベース |
| 発行済口数 | 632.4万口 | 767.7万口 | 口数は減少 |
| 100口当たり基準価額 | 122,039円 | 110,132円 | 基準価額は上昇 |
| 100口当たり分配金 | 1,300円 | 1,400円 | 分配金は減少 |
定量評価
| 指標 | 変化 | 見方 |
|---|---|---|
| 純資産増減率 | -8.7% | 口数減少が基準価額上昇を打ち消した |
| 基準価額変化率 | +10.8% | 対象指数の値動きはプラス |
| 発行済口数変化率 | -17.6% | 需給面では資金流出を確認 |
| 分配金変化率 | -7.1% | 分配水準は低下 |
ポジティブ要因
基準価額の上昇
100口当たり基準価額は110,132円から122,039円へ上昇した。運用対象の値動きとしてはプラスであり、基準価額だけを見れば改善している。
投資対象の株式比率
主要投資資産は75.55億円で、純資産の大半を株式が占める。指数連動型ETFとして、ファンドの中身は株式中心の構成が維持されている。
リスク要因
発行済口数の減少
発行済口数は767.7万口から632.4万口へ減少した。基準価額が上がっていても、口数が減るとファンド規模は伸びにくい。売買時は出来高とスプレッドを先に確認したい。
分配金の減少
100口当たり分配金は1,400円から1,300円へ減少した。ETFの分配金は構成銘柄の配当や会計処理に左右されるため、単期の増減だけで商品性を判断しない方がよい。
財務安全性
純資産は77.18億円、主要投資資産は75.55億円、現金・預金・その他資産は1.63億円だった。ETFでは自己資本比率や営業利益率ではなく、純資産規模、構成資産、口数、乖離を確認する。
業界動向との関連
2023年は日本株への資金流入が意識されやすい局面だった。とはいえ、テーマ型ETFでは大型指数ETFほど厚い資金が入るとは限らない。2518も基準価額だけでなく、出来高と口数を合わせて見る。
株価への示唆
基準価額の上昇はプラス材料だが、市場価格で売買するなら流動性を先に見るべきである。出来高が薄いETFでは、理論上の基準価額より売買コストが効いてくる。
今期の総括
2023年10月期は、基準価額は上昇した一方で、純資産と口数は減少した。運用面は悪くないが、ファンドへの資金需要という点では少し弱さが出ている。
来期見通し
次期は、日本株全体の地合い、女性活躍指数の構成銘柄、テーマ型ETFへの資金流入、分配金、発行済口数、基準価額と市場価格の乖離を確認する。
総合判断
総合判断は中立。基準価額は上昇したが、口数減少と純資産縮小を同時に見る必要がある。ETFとしてはテーマ性だけでなく、流動性と需給の厚みが確認点になる。
出典
本記事は、対象ETFが開示した決算短信を基に作成しています。
- 「NEXT FUNDS MSCI日本株女性活躍指数(セレクト)連動型上場投信 2023年10月期 決算短信」、NF日本株女性活躍、開示日: 2023-11-29