決算サマリー
| 項目 | 2024年10月期 | 2024年4月期 | 見方 |
|---|---|---|---|
| 純資産 | 97.70億円 | 91.49億円 | ファンド規模は拡大 |
| 主要投資資産 | 96.28億円 | 89.84億円 | 株式が中心 |
| 現金・預金・その他資産 | 1.41億円 | 1.65億円 | 負債控除後ベース |
| 発行済口数 | 625.7万口 | 625.7万口 | 口数は横ばい |
| 100口当たり基準価額 | 156,141円 | 146,214円 | 基準価額は上昇 |
| 100口当たり分配金 | 1,700円 | 1,600円 | 分配金は増加 |
定量評価
| 指標 | 変化 | 見方 |
|---|---|---|
| 純資産増減率 | +6.8% | 基準価額上昇が主因 |
| 基準価額変化率 | +6.8% | 対象指数の値動きはプラス |
| 発行済口数変化率 | 0.0% | 需給は大きく動いていない |
| 分配金変化率 | +6.3% | 分配水準は上昇 |
ポジティブ要因
基準価額と純資産の上昇
100口当たり基準価額は146,214円から156,141円へ上昇した。発行済口数が横ばいだったため、純資産の増加も基準価額の上昇による部分が大きい。
分配金の増加
100口当たり分配金は1,600円から1,700円へ増えた。分配水準の改善は確認できるが、ETFでは分配金だけでなく基準価額と市場価格の動きも合わせて見る。
リスク要因
テーマ型ETFとしての偏り
女性活躍というテーマは分かりやすい一方、投資成果は構成銘柄の株価、指数設計、日本株全体の地合いに左右される。テーマの社会的意義と投資リターンは同じではない。
流動性と乖離
ETFでは、基準価額と市場価格が常に一致するとは限らない。出来高が薄い時間帯や相場急変時には、スプレッドや乖離が投資成果に影響する。
財務安全性
純資産は97.70億円、主要投資資産は96.28億円、現金・預金・その他資産は1.41億円だった。ETFでは自己資本比率や営業利益率ではなく、純資産規模、構成資産、口数、乖離を確認する。
業界動向との関連
日本株ETF全体では、TOPIXや日経平均の大型商品に資金が集まりやすい。テーマ型ETFは相場の関心が続くと見られるが、テーマ人気が落ちると出来高が細りやすい。2518もそこは冷静に見る。
株価への示唆
基準価額は上昇しているが、投資判断ではテーマ性だけでなく、構成銘柄、信託報酬、出来高、基準価額との乖離を確認したい。分配金の増加だけを材料として扱うのは早い。
今期の総括
2024年10月期は、基準価額、純資産、分配金がそろって増えた。発行済口数は横ばいで、ファンド規模の拡大は主に価格上昇によるものだ。数字は整っているが、ETFとしては流動性の確認が欠かせない。
来期見通し
次期は、日本株全体の地合い、女性活躍指数の構成銘柄、テーマ型ETFへの資金流入、分配金の維持、基準価額と市場価格の乖離を確認する。
総合判断
総合判断は中立。基準価額と純資産の改善は見えるが、ETFとしてはテーマ性、流動性、指数の中身まで見て判断したい。
出典
本記事は、対象ETFが開示した決算短信を基に作成しています。
- 「NEXT FUNDS MSCI日本株女性活躍指数(セレクト)連動型上場投信 2024年10月期 決算短信」、NF日本株女性活躍、開示日: 2024-11-29