決算サマリー

項目2026年4月期2025年10月期見方
純資産143.95億円118.39億円ファンド規模は拡大
主要投資資産141.19億円116.35億円株式が中心
現金・預金・その他資産2.75億円2.03億円負債控除後ベース
発行済口数670.6万口652.2万口口数は微増
100口当たり基準価額214,652円181,504円基準価額は上昇
100口当たり分配金2,100円1,900円分配金は増加

定量評価

指標変化見方
純資産増減率+21.6%基準価額上昇と口数増が寄与
基準価額変化率+18.3%対象指数のパフォーマンス確認が必要
発行済口数変化率+2.8%需給は小幅に拡大
分配金変化率+10.5%分配方針と構成銘柄配当を確認

ポジティブ要因

基準価額と純資産の上昇

100口当たり基準価額は181,504円から214,652円へ上昇した。純資産も118.39億円から143.95億円に増えており、価格上昇と口数増が同じ方向に出ている。

分配金の増加

100口当たり分配金は1,900円から2,100円に増えた。分配金の増加は見やすい材料だが、利回り評価では市場価格と分配方針を合わせて確認する必要がある。

リスク要因

テーマ型指数の偏り

女性活躍をテーマにした指数に連動するため、広く市場全体を買うETFとは構成が異なる。テーマの評価が弱まる局面では、TOPIXなど主要指数と違う値動きになりやすい。

ETF特有の売買リスク

市場価格は基準価額と完全には一致しない。出来高が薄い時間帯や相場急変時には、スプレッドや乖離が投資成果に影響する。

財務安全性

純資産は143.95億円、主要投資資産は141.19億円、現金・預金・その他資産は2.75億円だった。ETFでは自己資本比率や営業利益率ではなく、純資産規模、構成資産、口数、乖離を確認する。

業界動向との関連

日本株ETFへの資金流入が続く局面では、テーマ型ETFにも資金が回りやすい。ただし、テーマ型は広域指数より資金の出入りが読みづらい。ESGや人的資本への関心が続くかも見どころになる。

株価への示唆

基準価額は上昇しているが、投資判断ではテーマ性だけでなく、構成銘柄、信託報酬、出来高、基準価額との乖離を確認したい。分配金の増加だけを強材料として扱うのは早い。

今期の総括

2026年4月期は、基準価額、純資産、分配金がそろって増えた。見た目は良い決算だが、ETFの本質は指数連動である。次に見るべきは、テーマの持続性と売買しやすさだ。

来期見通し

次期は、日本株全体の地合い、女性活躍指数の構成銘柄、配当動向、ETF出来高を確認する。市場が大型株主導になるか、テーマ型にも資金が広がるかで見え方が変わる。

総合判断

総合判断は中立。運用状況は改善しているが、テーマ型ETFとしての偏りと流動性確認は残る。広域指数ETFとは別枠で見る商品である。

出典

本記事は、対象ETFが開示した決算短信を基に作成しています。

  • 「NEXT FUNDS MSCI日本株女性活躍指数(セレクト)連動型上場投信 決算短信」、NF日本株女性活躍、開示日: 2026-06-01
本記事は、公開情報に基づいた教育的・情報提供のみを目的としており、特定の銘柄や金融商品の売買を推奨または勧誘するものではありません。掲載内容の正確性については万全を期しておりますが、その内容や将来の投資成果を保証するものではないことをあらかじめご了承ください。投資に関する最終決定は、ご自身の判断と責任において行っていただけますようお願い申し上げます。