決算サマリー
| 項目 | 2023年10月期 | 2023年4月期 | 見方 |
|---|---|---|---|
| 純資産 | 20.76億円 | 18.92億円 | ファンド規模は拡大 |
| 主要投資資産 | 20.42億円 | 18.55億円 | 株式・投資証券が中心 |
| 現金・預金・その他資産 | 0.34億円 | 0.36億円 | 負債控除後ベース |
| 発行済口数 | 90.9万口 | 91.0万口 | 口数はほぼ横ばい |
| 100口当たり基準価額 | 228,304円 | 207,937円 | 基準価額は上昇 |
| 100口当たり分配金 | 2,300円 | 2,600円 | 分配金は減少 |
定量評価
| 指標 | 変化 | 見方 |
|---|---|---|
| 純資産増減率 | +9.7% | 基準価額上昇が主因 |
| 基準価額変化率 | +9.8% | 対象指数の値動きはプラス |
| 発行済口数変化率 | -0.1% | 需給はほぼ横ばい |
| 分配金変化率 | -11.5% | 分配水準は低下 |
ポジティブ要因
基準価額の上昇
100口当たり基準価額は207,937円から228,304円へ上昇した。発行済口数がほぼ横ばいのため、純資産の増加も基準価額の上昇による部分が大きい。
純資産の増加
純資産は18.92億円から20.76億円へ増えた。規模としてはまだ大きいとは言えないが、期末時点では20億円台を維持している。
リスク要因
分配金の減少
100口当たり分配金は2,600円から2,300円へ減少した。ETFの分配金は構成銘柄の配当や会計処理に左右されるため、単期の増減だけで商品性を判断しない方がよい。
小型ETFとしての流動性
純資産は20.76億円で、売買時には出来高とスプレッドの確認が必要になる。基準価額が上がっていても、市場価格との乖離が大きいと投資成果は変わる。
財務安全性
純資産は20.76億円、主要投資資産は20.42億円、現金・預金・その他資産は0.34億円だった。ETFでは企業の財務安全性ではなく、純資産規模、口数、流動性、基準価額との乖離を見る。
業界動向との関連
2023年は日本株への資金流入が意識されやすい局面だった。とはいえ、小型のテーマ型ETFでは大型指数ETFほど厚い資金が入るとは限らない。2643も基準価額だけでなく、出来高と口数を合わせて見る。
株価への示唆
基準価額の上昇はプラス材料だが、市場価格で売買するなら流動性を先に見るべきである。出来高が薄いETFでは、理論上の基準価額より売買コストが効いてくる。
今期の総括
2023年10月期は、基準価額と純資産が上昇した一方、分配金は減少した。運用面は改善しているが、ファンドの規模と流動性にはまだ注意が必要だ。
来期見通し
次期は、日本株全体の地合い、ESG関連指数への資金流入、分配金、発行済口数、基準価額と市場価格の乖離を確認する。
総合判断
総合判断は中立。基準価額は上昇したが、小型ETFとしての流動性と分配金の変動を合わせて見る必要がある。
出典
本記事は、対象ETFが開示した決算短信を基に作成しています。
- 「NEXT FUNDS MSCIジャパンカントリーESGリーダーズ指数連動型上場投信 2023年10月期 決算短信」、日本株セレクトETF、開示日: 2023-11-29