決算サマリー
| 項目 | 2025年10月期 | 2025年4月期 | 見方 |
|---|---|---|---|
| 純資産 | 21.31億円 | 20.10億円 | ファンド規模は小幅拡大 |
| 主要投資資産 | 20.93億円 | 19.74億円 | 株式・投資証券が中心 |
| 現金・預金・その他資産 | 0.38億円 | 0.35億円 | 負債控除後ベース |
| 発行済口数 | 61.6万口 | 76.4万口 | 口数は減少 |
| 100口当たり基準価額 | 345,709円 | 263,168円 | 基準価額は上昇 |
| 100口当たり分配金 | 3,100円 | 3,100円 | 分配金は横ばい |
定量評価
| 指標 | 変化 | 見方 |
|---|---|---|
| 純資産増減率 | +6.0% | 基準価額上昇を口数減が一部打ち消した |
| 基準価額変化率 | +31.4% | 対象指数のパフォーマンスは良好 |
| 発行済口数変化率 | -19.4% | 需給面では資金流出を確認 |
| 分配金変化率 | 0.0% | 分配水準は維持 |
ポジティブ要因
基準価額の上昇
100口当たり基準価額は263,168円から345,709円に上昇した。運用対象の値動きとしてはかなり強い。
分配金の維持
100口当たり分配金は3,100円で横ばいだった。分配の水準は維持されているが、分配金だけでETFの魅力を判断するのは早い。
リスク要因
発行済口数の減少
発行済口数は76.4万口から61.6万口に減少した。基準価額が上がっていても、口数が減るとファンド規模は伸びにくい。売買時は出来高とスプレッドを先に確認したい。
小型ETFとしての流動性
純資産は21.31億円で、巨大ETFと比べると規模は大きくない。市場価格と基準価額の乖離、出来高、売買単位あたりのスプレッドが実際の投資成果に効きやすい。
財務安全性
純資産は21.31億円、主要投資資産は20.93億円、現金・預金・その他資産は0.38億円だった。ETFでは企業の財務安全性ではなく、純資産規模、口数、流動性、基準価額との乖離を見る。
業界動向との関連
日本株ETF全体には資金が入りやすい局面でも、小型のテーマ型・指数連動ETFでは資金流入が限られることがある。2643は基準価額の上昇と口数減少が同時に起きており、需給面の確認が必要だ。
株価への示唆
基準価額の上昇はプラスだが、市場価格で売買するなら流動性を先に見るべきである。出来高が薄いETFでは、理論上の基準価額より売買コストが効いてくる。
今期の総括
2025年10月期は、基準価額が大きく上昇し、純資産も小幅に増えた。一方で発行済口数は減少している。運用成績だけなら強いが、ファンドの需給は手放しではない。
来期見通し
次期は、MSCIジャパンカントリー指数の動き、日本株への資金流入、ファンドの出来高、発行済口数、基準価額と市場価格の乖離を確認する。
総合判断
総合判断は中立。基準価額の上昇は目立つが、口数減少と小型ETFとしての流動性リスクも同時に見たい。
出典
本記事は、対象ETFが開示した決算短信を基に作成しています。
- 「NEXT FUNDS MSCIジャパンカントリー指数(セレクト)連動型上場投信 2025年10月期 決算短信」、日本株セレクトETF、開示日: 2025-12-01