ダイショーの2027年3月期中間決算液体調味料が増収を支え、営業利益59.0%増。対象は2026-04-01〜2026-09-30の非連結累計実績。ダイショー(2816)2027年3月期中間決算・非連結液体調味料が増収を支え、営業利益59.0%増売上高13,011百万円営業利益369百万円2026-04-01〜2026-09-30/会社開示の累計実績利益の定義・比較条件・通期予想は本文に記載kabutrack.com

決算サマリー

項目 当期実績 前年同期 増減率 会社通期予想 進捗率
売上高 13,011百万円 12,405百万円 +4.9% 28,500百万円 45.7%
営業利益 369百万円 232百万円 +59.0% 700百万円 52.7%
経常利益 424百万円 225百万円 +87.8% 700百万円 60.6%
純利益 333百万円 136百万円 +145.1% 420百万円 79.3%
EPS 34.57円 14.1円 +145.2% 43.51円 79.5%

対象は2026-04-01〜2026-09-30の非連結累計。会社予想は2027年3月期通期であり、進捗率は単純計算。季節性や費用計上時期を含む達成確率ではない。金額・増減率は短信の表示に合わせており、丸め前の数値で計算した増減率と表示金額からの再計算には差がある。

セグメント

事業・分類 当期売上高(百万円) 前年同期売上高(百万円) 構成比 製品群別利益非開示(百万円)
液体調味料群 9,638 非開示 74.1% 非開示
粉体調味料群 2,297 非開示 17.7% 非開示
その他調味料群 1,075 非開示 8.3% 非開示

非連結・単一セグメント内の製品群別売上高。前年同期比の原資料表示は順に107.7%、97.9%、97.1%で、増減率では+7.7%、-2.1%、-2.9%。製品群別利益は非開示。端数差がある。

定量評価

指標 確認結果
営業利益率 2.8%(累計実績から計算)
ROIC 投下資本の定義と平均残高をそろえた算定を行っていないため評価を保留
PER推移 発表時点の株価・過去比較を検証していないため評価を保留

営業増益でも営業CFは6.87億円の支出。売上債権や商品の増加など、季節的な運転資金の動きがある。利益と資金収支を分けて読む。

ポジティブ要因

主力の液体調味料群は売上96.38億円、前年同期比7.7%増。鍋スープ等の定番・新製品や業務用ソース類が寄与し、全社営業利益は59.0%増となった。

リスク要因

粉体とその他の調味料群は減収だった。原材料、包装資材、物流、人件費の上昇と消費者の節約志向が続くため、価格と数量の両方を確認する。

財務安全性

期末の総資産212.25億円、純資産103.06億円、自己資本比率48.6%である。キャッシュ・フローは営業CF-6.87億円、投資CF-0.18億円、財務CF4.17億円、現金及び現金同等物の期末残高16.39億円である。

資産・資本は期末残高、CFは当期累計の資金収支である。利益と資金回収の時期差を踏まえて読む。

業界動向との関連

食品の値上げ局面では、販売単価と数量、商品構成が売上・粗利を左右する。液体調味料の伸びが他製品の弱さやコスト増を補えるかが焦点になる。

株価への示唆

今回の焦点は「液体調味料が増収を支え、営業利益59.0%増」である。公表後の株価・出来高や市場予想との比較は本記事では扱わない。開示から確認できる事業別の採算と、通期予想に必要な利益の積み上げを判断材料とする。

今期の総括

売上高13,011百万円、営業利益369百万円が今回の累計実績となった。営業増益でも営業CFは6.87億円の支出。売上債権や商品の増加など、季節的な運転資金の動きがある。利益と資金収支を分けて読む。

来期見通し

通期営業利益予想は7億円、純利益予想は4.20億円で据え置き。年間配当予想20円は前年21円を下回るが、前年には記念配当3円が含まれており、普通配当だけの比較とは異なる。

ここで扱う会社予想は現在進行中の2027年3月期通期である。翌年度について独自の数値予想は置かない。

総合判断

今回の開示に対する判断は中立とする。粉体とその他の調味料群は減収だった。利益の持続性と資金回収、会社予想の前提がそろうかを追う。株価水準を踏まえた売買判断とは区別する。

関連ページ

出典

  • ダイショー「2027年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(非連結)」(2026年11月2日)、公式IR・決算資料