決算サマリー
| 項目 | 2027年3月期中間期 | 前年同期 | 増減率 | 通期会社予想 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 2,955百万円 | 2,654百万円 | +11.3% | 6,300百万円 | 46.9% |
| 営業利益 | 1,070百万円 | 820百万円 | +30.5% | 2,160百万円 | 49.6% |
| 経常利益 | 1,067百万円 | 823百万円 | +29.7% | 2,160百万円 | 49.4% |
| 親会社株主に帰属する中間純利益 | 713百万円 | 564百万円 | +26.5% | 1,440百万円 | 49.6% |
| 1株当たり中間純利益 | 19.08円 | 14.94円 | +27.7% | 38.50円 | 49.6% |
金額は決算短信の百万円未満切捨て表示です。進捗率は中間期実績を通期予想で割った単純計算で、季節性や下期の案件構成を考慮していません。会社は通期業績・配当予想を修正していません。
セグメント
同社はコンサルティング事業を報告セグメントとし、教育・派遣事業とシステム開発事業は量的重要性が乏しいとして、セグメント情報の詳細を省略しています。中間期のサービス別売上高や営業利益は開示されていないため、全社実績を個別事業へ配分することはできません。
収益性とキャッシュ・フロー
営業利益率は前年同期の約30.9%から約36.2%へ上昇しました。会社は、主力コンサルティング事業で案件の消化スピードが向上したことや、AI資産判定ソリューション「ミラクルX」の提供拡大を説明しています。これらの寄与額は個別に示されておらず、どの要因が利益率上昇にどれだけ寄与したかは分けて確認できません。
営業活動によるキャッシュ・フローは8億777万円、投資活動は7,329万円の支出、財務活動は7億6,307万円の支出でした。期末の現金及び現金同等物は17億6,014万円です。営業CFは前年同期比50.4%増でした。営業利益の伸びに現金回収も伴った一方、投資CFにはソフトウェア開発などの投資が含まれます。
財務安全性
9月末の総資産は39億4,818万円、純資産は26億5,655万円、自己資本比率は66.0%でした。3月末から総資産は8,746万円、純資産は2,916万円減少しています。中間純利益7億1,371万円を計上した一方、配当の支払いなどで利益剰余金が減ったと会社は説明しています。
業績予想と次の確認点
2027年3月期の会社予想は、売上高63億円(前期比10.4%増)、営業利益21億6,000万円(同8.7%増)、経常利益21億6,000万円(同8.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益14億4,000万円(同1.3%増)です。中間期時点の利益進捗はおおむね5割ですが、単純な進捗率だけでは通期達成を判断できません。
会社は人材不足や会計業務の高度化を背景に外部専門家への支援ニーズが高まっていると説明しています。下期に向けては、採用や人件費などのコスト、コンサルティング案件の消化ペース、ソフトウェア開発投資を見ながら、利益率とキャッシュ創出が維持されるかを追う局面です。
総合判断
総合判断は中立です。中間期は増収に加えて営業利益率が上がり、営業CFも増えました。一方、通期予想は据え置きで、下期の利益成長率は中間期より低い計画です。中間期の伸びをそのまま年間の成長率とみなさず、次の決算で案件消化、人員コスト、開発投資の影響を確かめたいところです。株価評価は市場の期待や株価水準にも左右されるため、本決算の数値だけで投資判断はできません。
出典
- 令和アカウンティング・ホールディングス「2027年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)」、2026年10月21日、公式IR