決算サマリー
| 項目 | 2026年2月期実績 | 2025年2月期実績 | 前年比 | 2027年2月期予想 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 1兆4,505.85億円 | 8,456.03億円 | 比較不可 | 2兆5,550億円 |
| EBITDA | 932.62億円 | 529.44億円 | 比較不可 | 1,623億円 |
| 営業利益 | 630.37億円 | 378.94億円 | 比較不可 | 994億円 |
| 経常利益 | 630.86億円 | 378.40億円 | 比較不可 | 981億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 426.70億円 | 172.07億円 | 比較不可 | 415億円 |
| EPS | 144.55円 | 70.73円 | 比較不可 | 91.62円 |
2025年2月期は決算期を5月15日から2月末へ変更した経過期間で、9.5カ月決算です。このため会社は前年比を開示しておらず、上表でも増減率を算出していません。
ウエルシア統合で店舗網が拡大
2025年12月1日にウエルシアホールディングスを完全子会社化しました。2026年2月末の国内直営店舗数は5,676店で、子会社化などにより2,991店が加わっています。このうち調剤店舗は3,319店、海外店舗は35店です。
通期業績には統合後の期間が含まれるため、売上高や利益の増加を既存事業の成長だけで説明することはできません。今後は商品政策、調達、物流、データ活用、店舗開発でシナジーを出せるかが焦点です。
利益とキャッシュ・フロー
営業利益は630.37億円、営業利益率は4.3%でした。経常利益は630.86億円、親会社株主に帰属する当期純利益は426.70億円です。
営業キャッシュ・フローは845.82億円のプラス、投資キャッシュ・フローは197.87億円のマイナス、財務キャッシュ・フローは390.47億円のマイナスでした。期末の現金及び現金同等物は2,013.09億円です。
財務状況
総資産は1兆6,479.81億円、純資産は8,957.06億円、自己資本比率は53.1%でした。統合に伴い、のれんは4,348.19億円増えています。買掛金、借入金、リース債務も増えているため、統合後は利益だけでなく、のれんの回収可能性と負債・キャッシュの推移も確認が必要です。
2027年2月期の見通し
| 項目 | 会社予想 | 前期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 2兆5,550億円 | +76.1% |
| EBITDA | 1,623億円 | +74.0% |
| 営業利益 | 994億円 | +57.7% |
| 経常利益 | 981億円 | +55.5% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 415億円 | -2.7% |
| EPS | 91.62円 | — |
売上高と営業利益は統合効果で大幅な増加を見込む一方、純利益は2.7%減の予想です。統合費用や株式数の増加を含むため、営業利益の拡大が1株利益へどの程度つながるかを見ていく必要があります。
配当
2026年2月期は中間133.50円、期末23.00円でした。2025年9月1日に1株を5株へ分割しているため、会社は年間合計を表示していません。株式分割を考慮しない場合の年間配当は248.50円です。2027年2月期は分割後ベースで中間24円、期末24円、年間48円を予想しています。
今後の確認点
次期はウエルシアの業績が通年で連結されます。①営業利益率、②統合シナジーと統合費用、③既存店売上と粗利率、④のれん・借入金、⑤営業キャッシュ・フローを確認したいところです。売上規模の拡大だけでなく、1株当たり利益と資本効率の改善につながるかが重要です。
出典
- 2026年2月期 決算短信〔日本基準〕(連結)(2026年4月9日開示)
- ツルハホールディングス 決算短信一覧