クスリのアオキホールディングス|2027年5月期 第1四半期 売上高 1,590億円(+13.8%) 営業利益 84億円(+16.0%) 生鮮売上 +42.8%

決算サマリー

項目当期実績前年同期増減率会社計画進捗率
売上高1590.42億円1397.35億円+13.8%6400億円24.9%
営業利益84.24億円72.63億円+16%320億円26.3%
経常利益85.68億円72.84億円+17.6%308億円27.8%
純利益68.66億円50.33億円+36.4%190億円36.1%
EPS72.3円50.25円+43.9%200.08円36.1%

会社計画欄は通期予想を基準にしており、進捗率は単純計算です。季節性がある企業では、進捗率だけで達成可能性を判断できません。

四半期累計の前年同期比です。進捗率は実績を通期会社予想で除した単純計算で、季節性や利益計上時期は反映していません。

セグメント

同社は近隣型小売事業の単一セグメントで、以下は短信補足の「商品部門別販売実績」です。セグメント別損益ではありません。

商品部門販売額前年同期比構成比
ヘルス112.35億円-0.2%7.1%
ビューティ175.70億円+4.5%11.0%
ライフ259.17億円+4.6%16.3%
フード658.12億円+15.3%41.4%
生鮮225.74億円+42.8%14.2%
調剤159.31億円+13.9%10.0%

商品部門別販売額の合計は連結売上高と一致します。フードと生鮮が売上増をけん引し、前年同期比では調剤も2桁増でした。部門別の営業利益は開示されていないため、個別採算は評価できません。

財務安全性

総資産は4,064億円、純資産は1,450億円、自己資本比率は35.7%。この四半期は四半期連結キャッシュ・フロー計算書を作成していません。21店舗のドラッグストアと20薬局を新設し、5店舗・2薬局を閉鎖しました。期末店舗数は計1,154店です。

定量評価

営業利益率は当期実績を基に算出しています。短期の前年同期比だけでは、通期の収益力や株価指標の割安・割高は判断できません。

ポジティブ要因

売上高の伸びに加え営業利益も16.0%増え、営業利益率は前年同期の5.2%から5.3%に上がりました。商品部門では生鮮が42.8%増、フードが15.3%増。大型店の食品拡充と出店地域でのドミナント化を進める会社方針に沿う結果です。

リスク要因

ヘルス部門の販売額は前年同期比0.2%減でした。フードと生鮮の構成比上昇は売上拡大に寄与した一方、これらの部門別利益は非開示です。会社は人件費や原材料費の上昇、ドラッグストアの競争激化を環境要因に挙げています。出店の継続と売上総利益率の推移を合わせて見る必要があります。

業界動向との関連

会社はドラッグストアの店舗数増加とM&Aによる競争激化、商圏の狭小化を指摘しています。大型店で食品・生鮮を拡充し、調剤も併設する運営が、来店頻度や店舗当たり売上にどの程度結びつくかが同社の事業上の焦点です。

株価への示唆

通期会社予想に対する売上高の進捗率は24.9%、営業利益は26.3%、純利益は36.1%です。四半期ごとの季節性があるため進捗率だけで達成度は判断できません。利益率の維持と、出店費用を含む販売管理費の増加を確認する局面です。

今期の総括

クスリのアオキホールディングスの当期は、2027年5月期第1四半期は売上高1,590億円(前年同期比13.8%増)、営業利益84億円(16.0%増)、純利益68億円(36.4%増)でした 個別事業の構成と会社側が説明した増減要因を併せて見ると、全社利益の変化がどこから生じたかを追いやすくなります。

来期見通し

2027年5月期の通期予想は売上高6,400億円、営業利益320億円、経常利益308億円、純利益190億円、EPS200.08円で、会社は変更なしとしています。第1四半期の実績は概ね計画通りとの説明です。

総合判断

中立。食品・生鮮の販売増と増益は好材料ですが、部門別利益や四半期キャッシュフローは開示されていません。今後は食品拡充後の売上総利益、出店ペース、営業利益率を通期計画と照合します。

出典

「2027年5月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」、クスリのアオキホールディングス、2026年10月1日。