決算サマリー
| 項目 | 2027年3月期中間 | 前年同期比 | 2027年3月期予想 | 予想進捗率 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 373億27百万円 | +19.4% | 910億円 | 41.0% |
| 営業利益 | 117億43百万円 | +47.4% | 340億円 | 34.5% |
| 経常利益 | 255億23百万円 | +43.4% | 510億円 | 50.0% |
| 親会社株主に帰属する中間純利益 | 185億96百万円 | +38.1% | 370億円 | 50.3% |
| 1株当たり中間純利益 | 55.66円 | +30.6% | 110.73円 | 50.3% |
進捗率は中間実績を通期予想で割った単純計算です。売上高・営業利益は通期予想に対して5割未満の進捗で、下期の販売や発売スケジュールが計画達成の焦点です。
セグメント
| 事業 | 外部売上高 | 前年同期比 | セグメント利益 | 前年同期比 |
|---|---|---|---|---|
| エンタテインメント | 341億73百万円 | +20.7% | 114億67百万円 | +48.0% |
| アミューズメント | 24億44百万円 | +6.5% | 3億86百万円 | +0.5% |
| 不動産 | 6億91百万円 | +8.8% | 1億60百万円 | +4.6% |
| その他 | 18百万円 | △30.8% | △2億70百万円 | 損失縮小 |
エンタテインメント事業では当中間期にパッケージゲーム3タイトルを発売し、前年度発売タイトルやバックカタログの販売が伸びました。『ぽこ あ ポケモン』は発売後約4カ月で世界販売500万本を突破したと会社は説明しています。その他事業はベンチャーキャピタルファンドの管理費用が先行し、2億70百万円のセグメント損失でした。
利益の中身と財務
営業利益は47.4%増でした。経常利益の増加には、受取利息が前年同期比で48億79百万円増えたことに加え、投資有価証券売却益41億65百万円や有価証券償還益21億37百万円の計上も寄与しました。経常利益の伸びをゲーム事業の営業増益だけで説明しないよう、営業段階と金融収益を分けて見ます。
9月末の総資産は3,607億62百万円、純資産は2,900億17百万円、自己資本比率は80.2%でした。資産増加には有価証券や投資有価証券の増加が含まれます。中間決算短信にキャッシュ・フロー計算書はなく、利益と現金収支の比較は次の開示が確認点です。
通期予想と配当
会社は通期連結予想を売上高910億円、営業利益340億円、経常利益510億円、親会社株主に帰属する当期純利益370億円へ修正しました。期末配当予想は1株56円で、前年実績の66円から減額となる見通しです。修正理由や従来予想との差は同日公表の業績予想・配当予想修正資料に示されています。
株価材料として見る点
中間期は増収・営業増益となりましたが、通期営業利益予想に対する進捗率は34.5%です。下期に予定する新作の発売・配信と既存タイトルの販売が計画にどう寄与するか、また経常利益を支えた金融収益がどの程度続くかを分けて追う必要があります。進捗率だけから通期達成を判断することはできません。
リスクと確認点
ゲーム販売はタイトルごとの発売時期や販売本数で四半期ごとの振れが大きくなります。中間期に貢献した既存タイトルの販売持続性、新作の発売予定、その他事業のファンド費用、金融市場の変動が次の確認点です。会社予想は前提を伴い、実際の業績は変わる可能性があります。
出典
- コーエーテクモ IRライブラリ:「2027年3月期 第2四半期 決算短信」(2026年10月26日)
- コーエーテクモ IRニュース:「業績予想及び配当予想の修正に関するお知らせ」(2026年10月26日)