決算サマリー
| 指標 | 当期 | 前年同期 | 増減率 | 会社予想 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 6.46億円 | 7.37億円 | -12.3% | 29.77億円 | 21.7% |
| 営業利益 | -0.71億円 | 0.44億円 | 赤字転落 | 1.11億円 | ― |
| 経常利益 | -0.75億円 | 0.43億円 | 赤字転落 | 1.04億円 | ― |
| 四半期純利益 | -0.73億円 | 0.27億円 | 赤字転落 | 0.72億円 | ― |
セグメント
クラウドコマースプラットフォーム事業は売上高6.17億円(-7.3%)、セグメント利益1.01億円(-54.8%)。既存顧客のGMV・PVを背景に運用保守は堅調でしたが、受託開発の稼働が計画を下回り、EBISUMART Enterprise案件で見積総工数が増加。進捗率修正に伴う売上減額が発生しました。ECビジネス成長支援は売上0.28億円(-60.6%)、利益0.05億円。データ利活用プラットフォームは売上0.01億円、損失0.19億円でした。
財務安全性
総資産19.13億円、純資産11.38億円、自己資本比率59.5%。当四半期は四半期キャッシュフロー計算書を開示していません。営業損失と資産残高のみから資金繰りを断定できないため、次回の半期開示で営業CFと現金残高の推移を確認します。
定量評価
売上減少の中心は、工数見積もりを改めた大型案件の進捗修正です。営業損失には、全社費用1.53億円に加えてデータ利活用事業への先行費用も影響しています。既存顧客の保守需要と新規受注が、開発案件の採算悪化を補えるかが焦点です。
ポジティブ要因
既存顧客のGMV・PVを背景にシステム運用保守売上は堅調で、データ利活用プラットフォームも受注状況は順調と会社は説明しています。大型案件の進捗修正とは別に、継続収入と新サービスの成長を追えます。
リスク要因
単一案件の進捗率修正が当期売上に大きく影響したため、受託開発の見積精度・工数管理が引き続きリスクです。ECビジネス成長支援では広告運用を取次へ変更した影響で売上を純額計上しており、前年との単純比較にも注意が必要です。
業界動向との関連
当期の短信で確認できる需給・コスト要因は上記の通りです。業界全体の統計や競合比較は本記事では加えていません。
株価への示唆
短期的には、案件採算・利益率の回復を次の開示で見極める必要があります。決算数値だけから株価反応や妥当株価は判断できません。
今期の総括
インターファクトリー(4057)の2027年5月期1Qは、売上高6.46億円(-12.3%)、営業損失0.71億円でした。大型EC構築案件で見積総工数が増え、進捗率を修正したことで売上を減額。保守売上は堅調でしたが、通期黒字計画には受託開発の採算改善が必要です。
来期見通し
通期予想は売上高29.77億円、営業利益1.11億円、経常利益1.04億円、純利益0.72億円で据え置き。1Qの営業損失は0.71億円で、通期黒字化には2Q以降の受託案件売上と採算回復が必要です。年間配当予想は0円。
総合判断
今回の決算で確認できた事実は、売上高6.46億円(-12.3%)、営業損失0.71億円です。評価の焦点は、会社計画の達成に向け、個別事業の採算が改善するかにあります。
出典
- 「2027年5月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)」、インターファクトリー、2026年10月14日公表(公式IR資料)