決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前年同期 | 増減率 | 通期予想 |
|---|---|---|---|---|
| 売上収益 | 5,166.39億円 | 5,046.08億円 | +2.4% | 1兆1,500億円 |
| 営業利益 | △54.47億円 | 276.12億円 | 赤字転落 | 140億円 |
| 税引前利益 | △176.23億円 | 267.92億円 | 赤字転落 | 0億円 |
| 親会社所有者帰属利益 | △211.79億円 | 171.75億円 | 赤字転落 | △100億円 |
| EPS | △92.42円 | 75.18円 | 赤字転落 | △43.63円 |
セグメント
| セグメント | 売上収益 | 前年同期比 | セグメント利益 |
|---|---|---|---|
| デジタル&インダストリー | 1,599.87億円 | -3.1% | △167.08億円 |
| エネルギーソリューション | 398.19億円 | +3.7% | △3.53億円 |
| ヘルス&セーフティー | 1,218.98億円 | +6.5% | 72.61億円 |
| アグリ&フーズ | 891.63億円 | +1.6% | 13.96億円 |
| その他の事業 | 1,057.70億円 | +7.0% | 23.85億円 |
デジタル&インダストリーの赤字が全社損益を大きく押し下げた。全社営業損失には5.71億円の調整額が含まれる。
財務安全性
資産合計は1兆1,534.03億円、資本合計は4,594.55億円、親会社所有者帰属持分比率は38.56%だった。比率は前期末とほぼ同水準だが、調査費用・減損と追加修正の可能性を踏まえ、資本の金額と監査・内部統制の進捗を合わせて確認する必要がある。
業績予想と配当
通期予想は売上収益1兆1,500億円、営業利益140億円、税引前利益0億円、親会社所有者帰属損失100億円へ下方修正された。年間配当予想は75円で据え置かれた。
投資家が確認したい点
- 海外事業を中心とする減損と会計調査費用が通期でどこまで膨らむか。
- 不適切な会計処理の範囲確定と、訂正開示・内部統制改善が予定どおり進むか。
- デジタル&インダストリーの収益回復が翌期計画へつながるか。
総合判断
増収でも営業赤字・最終赤字となり、通常の需要や価格転嫁だけでは評価できない決算だった。業績回復に加え、訂正後財務情報の信頼性と再発防止策の実効性が確認できるまで慎重な見方が必要になる。
出典
- エア・ウォーター「2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔IFRS〕(連結)」、開示日: 2026-02-13