1. 投資判断サマリー
iFreeETF FANG+ゴールドは、NYSE FANG+ PLUS GOLD指数(配当込み、円ベース)への連動をめざすETFです。FANG+の株式指数要素と金先物などの金価格要素が組み合わさるため、通常の株式ETFより値動きの分解が大事になります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 更新日 | 2026年7月24日 |
| 総合評価 | ★★★☆☆(中立) |
| 一言サマリー | 2026年6月期は第1期決算で、純資産88.06億円、100口当たり基準価額1,874円、発行済口数4,699千口を確認しました。 |
2. 投資評価(星評価・レーダーチャート)
ETFの評価では、成長性を対象指数の値動き、収益性を基準価額の追随度、財務を純資産と負債のバランス、配当を分配実績、安定性を流動性と商品構造で見ます。521Aは第1期のため、まだ継続性の確認材料が少ない段階です。
| 評価軸 | 評価 | 見方 |
|---|---|---|
| 成長性 | ★★★☆☆ | FANG+と金を組み合わせるため、株式とコモディティの両方が追い風なら基準価額は伸びやすい構造です。 |
| 収益性 | ★★★☆☆ | 100口当たり基準価額は1,874円。初回決算のため、継続的な追随度は次期以降に確認します。 |
| 財務 | ★★★☆☆ | 2026年6月期末の純資産は88.06億円、負債は5.42億円です。 |
| 配当 | ★★☆☆☆ | 2026年6月期の1口当たり分配金は0円で、分配収入目的では評価しにくい内容です。 |
| 安定性 | ★★☆☆☆ | 初回決算で履歴が短く、先物・為替予約を含むため損益の振れを見極める時間が必要です。 |
| 時間軸 | 見方 |
|---|---|
| 短期 | FANG+指数、金価格、ドル円、売買代金とスプレッドを確認します。 |
| 中期 | 純資産と発行済口数が増え続けるかを見ます。 |
| 長期 | 米大型テック株と金を同時に持つ設計が、保有目的に合うかが判断軸です。 |
3. 最新決算サマリー
基準にした開示情報は、2026年7月24日開示の「2026年6月期(2026年3月9日~2026年6月10日)決算短信」です。
| 項目 | 直近実績 | 前期比・変化 | 見方 |
|---|---|---|---|
| 主要投資資産 | 68.35億円 | 第1期 | 純資産の77.6%を占めます。 |
| 現金・預金・その他 | 19.71億円 | 第1期 | 純資産の22.4%で、先物・証拠金を使う商品らしい構成です。 |
| 純資産 | 88.06億円 | 第1期 | 立ち上がり後の資産規模を確認する初回決算です。 |
| 発行済口数 | 4,699千口 | 第1期 | 設定5,574千口、解約875千口で資金流入超でした。 |
| 100口当たり基準価額 | 1,874円 | 第1期 | FANG+と金の複合指数の値動きを反映します。 |
| 1口当たり分配金 | 0円 | 第1期 | 分配はありませんでした。 |
4. 今回の決算で注目するポイント
初回決算で見たいのは、純資産の立ち上がりと損益の内訳です。有価証券売買等損益は11.71億円のプラスでしたが、派生商品取引等損益は9.52億円のマイナスでした。FANG+と金を組み合わせる商品らしく、どちらの要素が効いたかを分ける必要があります。
| 確認点 | 今回の状況 | 判断材料 |
|---|---|---|
| 純資産 | 88.06億円 | 次期以降に資産規模が増えるかを見ます。 |
| 口数 | 発行済口数4,699千口、設定が解約を上回る | 立ち上がり期の資金流入は確認できます。 |
| 損益構造 | 有価証券売買等損益プラス、派生商品取引等損益マイナス | 株式指数、金先物、為替予約の寄与を切り分けます。 |
| 分配 | 1口当たり0円 | インカム目的より値動きへの連動が主役です。 |
5. 投資判断のポイント
| 論点 | なぜ見るか | 確認したい変化 |
|---|---|---|
| FANG+と金の組み合わせ | 株式と金の方向が同じとは限りません。 | どちらが基準価額を動かしているかを確認します。 |
| デリバティブ損益 | 先物と為替予約を使うため、評価損益の振れが出ます。 | 派生商品取引等損益の増減を追います。 |
| 純資産と口数 | ETFの定着度が数字に出ます。 | 設定超が続くか、売買代金が厚くなるかを見ます。 |
| 分配方針 | 直近分配は0円です。 | 分配目的ではなく、基準価額の値動き中心で評価します。 |
6. リスク要因
| リスク | 内容 |
|---|---|
| 複合指数の分かりにくさ | FANG+と金の組み合わせは、単純な株式ETFより値動きの理由を追いにくい商品です。 |
| デリバティブ評価 | 株価指数先物、金先物、為替予約の評価が損益を大きく動かす場合があります。 |
| 履歴の短さ | 第1期決算のため、基準価額の追随度、流動性、分配方針の継続性はまだ確認途中です。 |
| 分配なし | 直近の1口当たり分配金は0円で、分配収入を前提にした見方には向きません。 |
7. 総合評価
| 観点 | 評価 |
|---|---|
| 強み | FANG+と金を一つの商品で組み合わせられ、株式とコモディティを同時に見る投資テーマがあります。 |
| 懸念点 | 初回決算で履歴が短く、先物・為替予約を含むため損益の読み解きはやや複雑です。 |
| 次に見るポイント | 次期も純資産、発行済口数、基準価額、派生商品取引等損益、分配金を確認します。 |
総合評価は中立です。初回決算では資金流入超を確認できましたが、商品特性はシンプルではありません。FANG+と金を同時に持つ意味を理解したうえで、流動性と基準価額の推移を追うETFです。
出典
Peer Comparison
ETF・ETNの銘柄一覧
ETF・ETN・関連業界の比較銘柄
iFreeETF FANG+ゴールド(521A)と同じ業種の銘柄です。株価・企業分析や配当情報を比較できます。