決算サマリー

項目当期実績前期実績増減率来期会社計画
売上高53.7億円55.8億円-3.7%55.0億円
営業利益2.35億円2.39億円-1.4%2.15億円
純利益1.47億円1.42億円+3.7%1.35億円
EPS12.43円11.98円+3.8%11.39円

売上減でも利益はおおむね維持したが、来期は減益見通しである。

定量評価

EPS成長率は3.8%増、ROEは9.6%、自己資本比率は31.6%である。営業CFは3.4億円の黒字、現金及び現金同等物は6.7億円だった。2026年5月12日観測の株価183円に対し、来期予想EPSでみたPERは約16.1倍である。

ポジティブ要因

経常利益増

売上減でも経常利益は2.2%増となった。

自己資本比率改善

自己資本比率は28.4%から31.6%へ改善した。

ROE水準

ROEは9.6%で、小型製造業として一定の資本効率を維持した。

リスク要因

売上減少

売上高は3.7%減で、需要の弱さが残る。

来期減益

来期は営業利益8.9%減、純利益8.4%減を見込む。

低い財務余力

自己資本比率は改善したが、31.6%で高い水準ではない。

財務安全性

総資産は49.7億円、純資産は15.7億円、自己資本比率は31.6%で中位である。営業CFは黒字だが、現金残高は6.7億円と大きくはない。利益水準が小さいため、需要変動への耐性には注意したい。

業界動向との関連

釘・建材関連は住宅着工、建設投資、鋼材価格の影響を受ける。当該業界は景気循環の影響を強く受けるため、業績は一定ではありません。

株価への示唆

株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。

シナリオ想定PER予想EPS理論株価
弱気12倍11.39円137円
中立15倍11.39円171円
強気18倍11.39円205円

現在株価は中立シナリオをやや上回る。建材需要が改善する場合は評価維持の可能性がある一方、来期減益が強まる場合は下振れる可能性がある。

今期の総括

2026年3月期は減収ながら利益を維持し、自己資本比率も改善した。ただし来期減益計画で、成長余地は限定的である。

来期見通し

2027年3月期は売上高55億円、営業利益2.15億円、純利益1.35億円を計画する。売上は回復見通しだが、利益は減少する計画である。

総合判断

総合判断は中立である。利益維持とROEは評価できるが、売上減と来期減益が重い。次は建材需要の回復と利益率を確認したい。

出典

本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。

  • アマテイ株式会社「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」、2026年5月12日開示