決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前期実績 | 増減率 | 来期会社計画 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 390億円 | 364億円 | +7.2% | 420億円 |
| 営業利益 | 19億円 | 22億円 | -14.1% | 30億円 |
| 純利益 | 6億円 | 18億円 | -67.1% | 20億円 |
| EPS | 33.39円 | 101.37円 | -67.1% | 117.44円 |
増収だったが利益は減少した。来期は利益回復を見込む。
定量評価
EPS成長率は67.1%減、ROEは1.7%、自己資本比率は68.4%である。営業CFは18億円の黒字、現金及び現金同等物は82億円だった。2026年5月12日観測の株価1,231円に対し、来期予想EPSでみたPERは約10.5倍である。
ポジティブ要因
来期回復計画
営業利益30億円、純利益20億円を計画し、利益回復を見込む。
財務安全性
自己資本比率は68.4%で、財務基盤は高い。
増配予想
年間配当は55円から来期60円へ増配を予定している。
リスク要因
今期減益
増収にもかかわらず営業利益と純利益が減少し、採算改善が課題である。
低ROE
ROEは1.7%で、資本効率は低い。
需要サイクル
ミシン・産業機器は消費需要と設備投資の影響を受ける。
財務安全性
総資産は506億円、純資産は356億円、自己資本比率は68.4%で高い。営業CFは18億円の黒字で、投資CFもプラスだった。財務は安定しているが、低ROEの改善が課題となる。
業界動向との関連
家庭用ミシンと産業機器は地域需要、為替、販売チャネルの影響を受ける。当該業界は景気循環の影響を強く受けるため、業績は一定ではありません。
株価への示唆
株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。
| シナリオ | 想定PER | 予想EPS | 理論株価 |
|---|---|---|---|
| 弱気 | 8倍 | 117.44円 | 940円 |
| 中立 | 10倍 | 117.44円 | 1,174円 |
| 強気 | 12倍 | 117.44円 | 1,409円 |
現在株価は中立シナリオをやや上回る。来期利益回復が実現する場合は評価維持の可能性があるが、採算低迷が続く場合は下振れる可能性がある。
今期の総括
2026年3月期は増収でも減益となり、事業採算に課題が残った。財務安全性は高いが、収益力の回復が不可欠である。
来期見通し
2027年3月期は売上高420億円、営業利益30億円、純利益20億円を計画する。会社は大幅な利益回復を見込むが、需要とコストの前提に左右される。
総合判断
総合判断は中立である。財務は堅いが、今期の減益と低ROEが重い。次回は来期回復計画の進捗と営業利益率を確認したい。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。
- 株式会社ジャノメ「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」、2026年5月12日開示