決算サマリー

項目当期実績前期実績増減率次期予想見方
売上高513.80億円506.24億円1.5%増550.00億円緩やか成長
営業利益23.32億円3.73億円程度524.2%増30.00億円収益改善
経常利益28.86億円3.69億円程度681.1%増27.50億円高水準維持
純利益24.62億円6.16億円の損失-17.00億円黒字定着狙い

利益面の改善が非常に大きい年度だった。

定量評価

指標直近実績比較対象見方
映像&IT売上高377.68億円前期比5.4%増主力が伸長
ロボティクス営業利益4.61億円前期赤字構造改革が寄与
自己資本比率31.2%前期27.0%改善

増益の中心は事業構造の改善である。

ポジティブ要因

教育ICT更新需要

GIGAスクール第2期による電子黒板や書画カメラの更新需要が、映像&IT事業を支えた。

海外セキュリティ事業が貢献

Pacific Techの売上伸長が、グループ全体の収益性向上に大きく貢献した。

ロボティクスが黒字化

高付加価値製品への構成転換と開発案件寄与で、ロボティクス事業は黒字化した。

リスク要因

中国市場の低迷

中国子会社2社の業績は、設備投資需要の低迷で低調だった。

技術変化が速い

映像&ITとロボティクスは技術革新が早く、継続的な投資が必要となる。

次期純利益は減益計画

2027年3月期の純利益計画は17.00億円で、今期実績を下回る前提である。

財務安全性

総資産は394.12億円、純資産は122.77億円、自己資本比率は31.2%となった。大幅な利益積み上げで財務は改善している。

業界動向との関連

教育ICT、企業DX、FAロボット、ビジョンシステムは中長期成長市場である一方、案件の大型化と顧客投資タイミングに業績が左右されやすい。

株価への示唆

教育ICTと海外セキュリティの成長が続き、ロボティクスの採算改善が定着する場合は評価余地がある。一方、中国市場の回復が遅れたり、次期の利益成長が鈍化する場合は慎重な見方が残る可能性があります。株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。

今期の総括

2026年3月期は、主力事業の堅調さとロボティクス改革で黒字転換を果たした。収益体質改善が鮮明になった年度である。

来期見通し

2027年3月期は売上高550.00億円、営業利益30.00億円、経常利益27.50億円、純利益17.00億円を見込む。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。

総合判断

総合判断は中立である。改善の方向は明確だが、中国や投資負担など不安定要素も残るからである。

訂正開示の反映

テクノホライゾンは2026-06-26に「(訂正・数値データ訂正)「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」の一部訂正について」を開示したため、この記事は訂正後の内容を反映しています。

訂正理由は、2026年5月8日に公表しました「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」において、会計監査 前の速報値を記載しておりましたが、その後下記のとおり一部の記載に修正すべき事項が判明したため、 訂正を行うものです。

訂正箇所訂正前訂正後
(3)連結キャッシュ・フローの状況営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物 キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高 百万円 百万円 百万円 百万円 2026年3月期 4,012 131 △3,176 4,594 2025年3月期 850 △955 142 3,438営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物 キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高 百万円 百万円 百万円 百万円 2026年3月期 4,513 132 △3,582 4,688 2025年3月期 850 △955 142 3,438 3.訂正の方法

出典

本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。

  • 「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」、2026年5月8日開示
  • 「(訂正・数値データ訂正)「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」の一部訂正について」、テクノホライゾン、開示日: 2026-06-26