決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前年同期 | 増減率 | 会社計画 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 38435.50億円 | 35904.67億円 | +7% | 77500億円 | 49.6% |
| 営業利益 | 1701.47億円 | 2114.17億円 | -19.5% | 5000億円 | 34.0% |
| 税引前利益 | 2014.77億円 | 2444.42億円 | -17.6% | 5530億円 | 36.4% |
| 純利益 | 1197.94億円 | 1313.57億円 | -8.8% | 3820億円 | 31.4% |
| EPS | 46.36円 | 47.7円 | -2.8% | 149.74円 | 31.0% |
会社計画欄は通期予想を基準にしており、進捗率は単純計算です。季節性がある企業では、進捗率だけで達成可能性を判断できません。
セグメント
2027年3月期中間期の外部顧客向け売上収益は、日本1,619,281百万円(前年同期1,456,925百万円)、北米1,027,113百万円(同967,707百万円)、欧州335,369百万円(同324,247百万円)、アジア791,005百万円(同779,748百万円)でした。セグメント利益は日本49,029百万円、北米39,456百万円、欧州は1,435百万円の損失、アジア69,082百万円です。地域別の営業損益は為替・消去・全社などを含む連結営業利益と異なり、連結営業利益は170,147百万円でした。
財務安全性
財務安全性では、総資産86755.20億円、純資産53263.69億円、自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率59.3%を確認します。キャッシュ・フローは営業CF3358.57億円、投資CF-2176.54億円、財務CF-421.78億円、現金及び現金同等物の期末残高12570.29億円です。
定量評価
| 指標 | 直近実績 | 比較対象 | 見方 |
|---|---|---|---|
| EPS成長率 | -2.8% | 当期EPSと前年同期EPS | EPSが確認できる場合は、純利益の伸びと合わせて確認します。 |
| ROE | 非開示 | 決算短信の収益性指標 | 自己資本に対する利益効率を確認する材料です。 |
| ROIC | 直接記載なし | 営業利益・総資産など | 投下資本の内訳が決算短信だけでは不足するため、簡易算定は保留します。 |
| PER推移 | 市場データ未反映 | 過去レンジとの比較は未実施 | 株価評価では別途市場データの確認が必要です。 |
営業利益率は4.4%、総資産税引前利益率は非開示です。営業利益と純利益の方向を分けて確認することで、一時要因だけに引きずられない評価ができます。
数値から確認できる点
売上規模の確認
売上高は38435.50億円、前年比は+7%です。増収に対して営業損益は弱く、採算の確認が必要です。
財務基盤
自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率は59.3%、純資産は53263.69億円です。資本余力は、案件ごとの採算や運転資金の振れとは分けて評価します。
リスク要因
営業減益
営業利益は1701.47億円で、前年同期比19.5%減です。減益要因が価格転嫁、数量、原価、人件費のどこにあるかが論点です。営業利益率は4.4%です。
利益率とキャッシュのずれ
営業キャッシュ・フローは3358.57億円です。売掛金、在庫、仕入れ条件による資金移動と、会計利益を照合する必要があります。
販売数量・コスト前提の変動
次期または通期予想は売上高77500億円、営業利益5000億円です。利益予想への進捗に加え、会社が開示する事業別の採算や予想前提の変化を確認します。
市場評価の変動可能性
株価の反応は、決算発表時の価格、出来高、市場予想などを併せて確認する必要があります。
業界動向との関連
同業他社との同期間の数値比較は行っていません。同社の売上・利益の変化と、開示された事業別の状況を確認します。
株価への示唆
増収と営業損益の動きが異なります。会社の営業利益予想は5000億円で、今後の実績と採算の変化が確認点です。補足市場データ未取得のため、理論株価の算定は保留します。
今期の総括
今期は売上高38435.50億円(+7%)、営業利益1701.47億円(-19.5%)、親会社株主に帰属する当期純利益1197.94億円(-8.8%)という内容でした。営業利益と純利益の方向が異なる場合は、特別損益や税効果を分けて読みます。一時的な損益や税効果は、本業の収益力と分けて確認します。
来期見通し
来期または通期見通しでは、売上高77500億円、営業利益5000億円、税引前利益5530億円、純利益3820億円、EPS149.74円が示されています。会社予想は前提です。増収計画より、営業利益率と営業CFがその計画に届く形になっているかを次の開示で確認します。
決算の読み方
本記事は決算短信と会社開示に記載された実績・予想を整理したものです。四半期の数値や一時要因だけから株価の方向を断定せず、会社予想の前提と次回開示を確認します。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。
- 「2027年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔IFRS〕(連結)」、デンソー、開示日: 2026-10-29