決算サマリー
| 項目 | 2027年3月期中間期 | 前年同期 | 増減率 | 通期会社予想 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 3,030億93百万円 | 2,484億74百万円 | +22.0% | 6,220億円 | 48.7% |
| 営業利益 | 184億5百万円 | 184億62百万円 | △0.3% | 550億円 | 33.5% |
| 経常利益 | 192億33百万円 | 219億93百万円 | △12.5% | 580億円 | 33.2% |
| 親会社株主に帰属する中間純利益 | 86億57百万円 | 101億62百万円 | △14.8% | 340億円 | 25.5% |
| 1株当たり中間純利益 | 70.39円 | 69.37円 | +1.5% | 276.38円 | — |
営業利益率は6.1%で、前年同期の7.4%から低下しました。売上高の増加だけでは利益の伸びを説明できず、買収後の事業構成と費用を分けて見る必要があります。
セグメント
| 報告セグメント | 外部顧客売上高 | 前年同期比 | セグメント利益 | 前年同期比 |
|---|---|---|---|---|
| 自動車機器事業 | 2,263億96百万円 | +6.1% | 208億91百万円 | +11.1% |
| コンポーネンツ事業 | 104億62百万円 | +9.8% | 20億35百万円 | △1.2% |
| 電子応用製品事業 | 662億19百万円 | +162.7% | 43億8百万円 | △8.3% |
| その他 | 13百万円 | — | 63百万円 | — |
電子応用製品事業では岩崎電気を連結範囲に加えたため、セグメントの売上高(内部売上を含む)は前年同期比82.7%増でした。岩崎電気は下期に売上と利益が寄る傾向と会社は説明しており、中間期の利益寄与は限定的です。自動車機器事業は米州販売や二輪車用ランプが堅調で増益、コンポーネンツ事業は車載LEDの増加があった一方、原材料価格上昇などで減益でした。
外部売上の合計は3,030億90百万円で連結売上高との差は百万円未満の切り捨てによるものです。セグメント利益の合計は272億97百万円、全社費用などの調整額△88億93百万円を反映した連結営業利益は184億5百万円です。
財務とキャッシュフロー
9月末の総資産は9,346億47百万円、純資産は5,727億82百万円、自己資本比率は49.3%でした。3月末から短期借入金が620億円増え、長期借入金130億52百万円も計上されています。
営業キャッシュフローは365億90百万円の収入、投資キャッシュフローは799億37百万円の支出、財務キャッシュフローは451億4百万円の支出でした。投資CFには連結子会社株式の取得による607億9百万円の支出が含まれます。期末現金は1,365億77百万円で、買収関連支出と借入の双方を確認したい局面です。
通期予想と配当
通期予想は売上高6,220億円、営業利益550億円、経常利益580億円、親会社株主に帰属する当期純利益340億円で据え置かれました。営業利益の中間進捗は33.5%です。岩崎電気の利益寄与が下期に偏るとの説明があるものの、目標達成には残る半年の採算改善が必要です。
中間配当は1株55円で、年間予想111円(期末56円)に変更はありません。中間配当の支払開始予定日は2026年11月30日です。
投資家が見るポイント
次回は電子応用製品事業の外部売上と利益の伸び、買収後の費用負担、営業キャッシュフローの水準を確認します。売上増の相当部分は連結範囲の変更を含むため、既存事業の伸びと区別が必要です。通期営業利益予想に対する進捗の遅れを、下期の季節性と岩崎電気の業績寄与がどこまで補うかが焦点です。
関連ページ
出典
- スタンレー電気 決算短信・IRライブラリー:「2027年3月期 第2四半期(中間期)決算短信」、2026年10月26日開示