決算サマリー

項目当期実績前期実績増減率来期会社計画
売上高208億円194億円+7.0%220億円
営業利益13億円10億円+29.4%16億円
純利益8億円7億円+14.3%10億円
EPS81.05円70.89円+14.3%102.40円

営業利益の伸びが売上成長を上回り、営業利益率は6.3%へ改善した。

定量評価

EPS成長率は14.3%増、ROEは15.3%、自己資本比率は35.2%である。営業CFは22億円の黒字、現金及び現金同等物は111億円だった。2026年5月12日観測の株価1,428円に対し、来期予想EPSでみたPERは約13.9倍である。

ポジティブ要因

営業増益

営業利益は29.4%増で、収益性が改善した。

来期成長計画

来期は売上高5.9%増、営業利益23.0%増を計画する。

配当開始

年間配当20円を実施し、来期は22円を予定している。

リスク要因

権利管理収益の変動

音楽利用量や契約作品数の伸びが鈍化すれば収益成長が低下する可能性がある。

自己資本比率

自己資本比率は35.2%で中位にとどまる。

成長期待

成長株として見られやすく、計画未達の場合は株価が調整する可能性がある。

財務安全性

総資産は158億円、純資産は65億円、自己資本比率は35.2%で中位である。営業CFは22億円の黒字、財務CFはほぼゼロで、事業キャッシュの創出は確認できる。

業界動向との関連

音楽配信市場は構造的に拡大している一方、権利管理事業は契約獲得、利用単価、競争環境に左右される。デジタル利用の拡大が続く場合は追い風となる可能性がある。

株価への示唆

株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。

シナリオ想定PER予想EPS理論株価
弱気14倍102.40円1,434円
中立18倍102.40円1,843円
強気22倍102.40円2,253円

現在株価は弱気シナリオ付近である。営業利益の成長が続く場合は上振れ余地がある一方、成長率が鈍化する場合は評価が伸びにくい可能性がある。

今期の総括

2026年3月期は増収増益で、営業利益率も改善した。初配当を含め、成長と還元の両立へ移行しつつある決算である。

来期見通し

2027年3月期は売上高220億円、営業利益16億円、純利益10億円を計画する。権利管理収益とコスト管理が計画達成の前提となる。

総合判断

総合判断は中立である。成長率とROEは良好だが、事業規模はまだ小さく変動余地がある。次は営業利益率と作品獲得の進捗が焦点となる。

出典

本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。

  • 株式会社NexTone「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」、2026年5月12日開示