決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前期実績 | 増減率 | 来期会社計画 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 49,182億円 | 50,189億円 | -2.0% | 55,000億円 |
| 営業利益 | 516億円 | 1,861億円 | -72.3% | 1,500億円 |
| 純利益 | 351億円 | 1,141億円 | -69.2% | 900億円 |
| EPS | 55.64円 | 181.00円 | -69.3% | 142.68円 |
今期は大幅減益だが、来期は営業利益の大幅回復を見込む。
定量評価
EPS成長率は69.3%減、ROEは1.9%、自己資本比率は42.5%である。営業CFは2億円の黒字にとどまり、現金及び現金同等物は1兆2,932億円だった。2026年5月12日観測の株価1,051.5円に対し、来期予想EPSでみたPERは約7.4倍である。
ポジティブ要因
来期回復計画
来期営業利益は1,500億円、190.8%増を計画している。
現金残高
現金及び現金同等物は1兆2,932億円で、流動性は厚い。
配当維持
年間配当55円を来期も維持する予想である。
リスク要因
大幅減益
営業利益は72.3%減で、利益率は1.0%まで低下した。
為替・関税
自動車輸出は為替と通商政策の影響を強く受ける。
需要サイクル
当該業界は景気循環の影響を強く受けるため、業績は一定ではありません。
財務安全性
総資産は4兆4,795億円、純資産は1兆9,250億円、自己資本比率は42.5%で中位である。営業CFはほぼ均衡で、財務CFは1,050億円のプラスだった。今後は営業CFの回復が重要である。
業界動向との関連
自動車業界は米国・中国・欧州需要、為替、関税、電動化投資に左右される。販売台数とミックス改善が進む場合は来期計画の蓋然性が高まるが、確定ではない。
株価への示唆
株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。
| シナリオ | 想定PER | 予想EPS | 理論株価 |
|---|---|---|---|
| 弱気 | 6倍 | 142.68円 | 856円 |
| 中立 | 8倍 | 142.68円 | 1,141円 |
| 強気 | 10倍 | 142.68円 | 1,427円 |
現在株価は中立シナリオ付近である。営業利益回復が進む場合は上振れ余地がある一方、為替や関税で計画未達となる場合は下振れる可能性がある。
今期の総括
2026年3月期は減収大幅減益で、営業利益率が大きく低下した。来期回復計画は重要だが、外部環境に左右されやすい。
来期見通し
2027年3月期は売上高5兆5,000億円、営業利益1,500億円、純利益900億円を計画する。販売回復とコスト改善が前提である。
総合判断
総合判断は中立である。PERは低めだが、今期の減益幅が大きい。次は営業利益率と営業CFの回復が焦点となる。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。
- マツダ株式会社「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」、2026年5月12日開示