決算サマリー

項目2026年4月期3Q累計前年同期増減率通期予想
売上高83.46億円77.60億円+7.6%110.42億円
営業利益16.69億円13.43億円+24.3%21.34億円
経常利益17.17億円13.80億円+24.4%21.82億円
純利益11.74億円8.84億円+32.8%14.87億円
EPS224.00円168.70円+32.8%283.60円
自己資本比率76.2%73.1%改善-

セグメント別の見方

セグメント売上高増減率セグメント利益増減率
理科学機器設備43.77億円+6.4%9.08億円+26.2%
保健医科機器20.23億円+14.0%3.88億円+35.6%
産業用機器19.45億円+4.0%4.20億円+12.5%

今回は3部門すべてが増収増益である。理科学機器設備は学校校舎の長寿命化改修工事が支え、保健医科機器はAED、産業用機器は半導体製造装置向けヒーターが効いた。

中間期では理科学機器設備の売上が前年をやや下回っていたが、第3四半期ではプラスに戻った。ここは見た目以上に良いポイントだ。

財務安全性

総資産は177.26億円、純資産は135.11億円、自己資本比率は76.2%。財務は引き続き強い。前期末比で純資産は0.41億円減少したが、自己資本比率は高水準を保っている。

現金及び預金は76.65億円で、前期末から6.75億円減少した。有価証券及び投資有価証券も減少しているが、依然として財務余力は厚い。

ポジティブ要因

通期予想に対する営業利益の進捗率は約78.2%、純利益の進捗率は約79.0%。第3四半期としては順調で、通期達成への視界はかなり良い。

また、保健医科機器の伸びが強い。AEDは新規設置だけでなく更新需要もあるため、単発の大型案件だけに依存しにくい。ここはヤガミの安定収益の一部になりやすい。

リスク要因

第3四半期時点では通期予想の変更はなかった。つまり、会社側は中間期に上方修正した予想を据え置いた形である。投資家目線では、ここからさらなる上振れを期待するか、保守的に見るかで評価が分かれる。

また、配当予想は年間284円。高配当として魅力はあるが、株価がすでに配当を織り込んでいる場合、決算が良くても反応が鈍くなることがある。

総合判断

総合判断はやや強めの中立である。第3四半期は増収増益、3セグメントすべてが増収増益、財務も厚い。数字は良い。ただし、通期予想は据え置きで、配当もすでに高く見えている。ここからは、通期決算で最終的な配当と来期予想がどう出るかが焦点になる。

出典

本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。

  • 「2026年4月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」、ヤガミ、開示日: 2026-02-27
本記事は、公開情報に基づいた教育的・情報提供のみを目的としており、特定の銘柄や金融商品の売買を推奨または勧誘するものではありません。掲載内容の正確性については万全を期しておりますが、その内容や将来の投資成果を保証するものではないことをあらかじめご了承ください。投資に関する最終決定は、ご自身の判断と責任において行っていただけますようお願い申し上げます。