決算サマリー

項目当期実績前年同期増減率会社計画進捗率
売上高95.12億円90.86億円+4.7%342億円27.8%
営業利益21.25億円17.06億円+24.6%49億円43.4%
経常利益22.19億円17.83億円+24.5%非開示該当なし
純利益14.46億円11.93億円+21.1%35億円41.3%
EPS112.05円92.33円+21.4%271.12円41.3%

会社計画欄は通期予想を基準にしており、進捗率は単純計算です。季節性がある企業では、進捗率だけで達成可能性を判断できません。

セグメント

報告セグメント別では、ディスクロージャー関連事業が増収増益、通訳・翻訳事業は減収減益。

報告セグメント売上高前年同期比セグメント利益前年同期比
ディスクロージャー関連75.17億円+9.4%20.28億円+35.5%
通訳・翻訳19.95億円-9.8%0.86億円-49.0%

金融商品取引法関連製品はWizLabo導入増などで21.6%増、会社法関連製品は9.6%増。IR関連製品は4.8%減、その他製品は16.8%減。通訳は大型イベント減、翻訳は案件の小型化が響いた。

財務安全性

総資産416.97億円は前期末比8.29億円減。純資産は337.22億円で9.15億円増えた。現金及び預金は15.04億円増の191.99億円。四半期短信にキャッシュフロー計算書はなく、キャッシュ創出力の比較は通期開示で確認する。

定量評価

営業利益率は22.4%で、前年同期の17.9%から改善。ディスクロージャー関連事業の増益が全社利益を押し上げた。通訳・翻訳は売上減少に販管費増も重なり、セグメント利益が約半減した。

ポジティブ要因

ディスクロージャー関連事業は売上高75.17億円、利益20.28億円。開示決算アウトソーシングやコンプライアンス支援、WizLaboの導入顧客増が寄与した。

リスク要因

通訳・翻訳事業は売上高9.8%減、セグメント利益49.0%減。大型イベントや社内会議案件の反動、翻訳案件の小型化が響いた。AI通訳・翻訳サービスが従来案件の減少を補えるかが課題。

業界動向との関連

企業の法定開示や株主向け情報の電子化・高度化は開示支援需要につながる。一方、通訳・翻訳は国際会議の規模や個別案件の受注時期で四半期の振れが大きい。

株価への示唆

2027年5月期の通期予想は売上高400億円、営業利益42億円、経常利益43億円、純利益28億円で7月8日公表値から変更なし。顧客の3月決算に関連する業務が集中し上期偏重となるため、第1四半期の進捗率を上振れ期待に直結させない。

今期の総括

TAKARA & COMPANY(7921)の2027年5月期第1四半期は、売上高95.12億円(+4.7%)、営業利益21.26億円(+24.6%)だった。ディスクロージャー関連が増収増益をけん引した一方、通訳・翻訳は大型イベント減少などで減収。顧客企業の決算期に左右される季節性も踏まえたい。

来期見通し

2027年5月期の通期予想は売上高400億円、営業利益42億円、経常利益43億円、純利益28億円で7月8日公表値から変更なし。顧客の3月決算に関連する業務が集中し上期偏重となるため、第1四半期の進捗率を上振れ期待に直結させない。

総合判断

開示支援の受注と利益率が伸び、全社増益を主導した。通訳・翻訳は減収で利益がほぼ半減しており、部門間の差は大きい。高進捗に見える季節性を踏まえ、通期予想は据え置き前提で見る。

出典

本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。

  • 「2027年5月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」、TAKARA&CO、開示日: 2026-09-29