決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前期実績 | 増減率 | 来期会社計画 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 2,590億円 | 2,402億円 | +7.8% | 2,800億円 |
| 営業利益 | 226億円 | 208億円 | +8.8% | 255億円 |
| 純利益 | 184億円 | 152億円 | +20.6% | 190億円 |
| EPS | 239.73円 | 198.40円 | +20.8% | 249.86円 |
売上・営業利益は過去最高で、営業利益率は8.7%だった。
定量評価
EPS成長率は20.8%増、ROEは11.1%、自己資本比率は68.9%である。営業CFは173億円の黒字、現金及び現金同等物は460億円だった。2026年5月12日観測の株価3,430円に対し、来期予想EPSでみたPERは約13.7倍である。
ポジティブ要因
過去最高更新
売上高と営業利益が過去最高となり、ブランドと製品競争力が確認できる。
グローバル成長
日本、欧州、米州、アジアの各地域でスポーツ関連需要が寄与した。
財務安全性
自己資本比率は68.9%で、財務基盤は高い。
リスク要因
関税・コスト
米国関税や物流費、原材料費が利益率を圧迫する可能性がある。
需要変動
スポーツ用品は消費マインドと競技トレンドに左右される。
利益成長鈍化
来期純利益の伸びは3.4%で、営業利益ほど大きくない。
財務安全性
総資産は2,515億円、純資産は1,743億円、自己資本比率は68.9%で高い。営業CFは173億円の黒字で、投資CFはマイナス53億円だった。財務余力は十分に確認できる。
業界動向との関連
スポーツ用品業界は健康志向、競技人口、ブランド力に支えられる一方、為替や関税、在庫管理の影響を受ける。高機能品とスポーツスタイル需要が続くかが重要である。
株価への示唆
株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。
| シナリオ | 想定PER | 予想EPS | 理論株価 |
|---|---|---|---|
| 弱気 | 12倍 | 249.86円 | 2,998円 |
| 中立 | 15倍 | 249.86円 | 3,748円 |
| 強気 | 18倍 | 249.86円 | 4,497円 |
現在株価は中立シナリオをやや下回る。過去最高更新の流れが続く場合は上振れ余地がある一方、消費鈍化や関税負担が出る場合は下振れる可能性がある。
今期の総括
2026年3月期は過去最高売上・営業利益を達成し、財務も強い。来期も増収増益計画だが、利益成長率の鈍化と外部コストには注意が必要である。
来期見通し
2027年3月期は売上高2,800億円、営業利益255億円、純利益190億円を計画する。ブランド需要と海外展開の継続が前提となる。
総合判断
総合判断は中立である。業績と財務は良好だが、来期純利益の伸びは限定的である。次は海外需要と営業利益率の維持が焦点となる。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。
- ミズノ株式会社「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」、2026年5月12日開示