FJネクストホールディングス 8935 2027年3月期第1四半期決算 売上高402.36億円(+27.8%) 営業利益: 56.83億円 売上高: 402.36億円 リスク: 原材料・エネルギー価格 受注採算・案件進捗 kabutrack.com

決算サマリー

項目当期実績前年同期増減率会社計画進捗率
売上高402.36億円314.94億円+27.8%1520億円26.5%
営業利益56.83億円30.22億円+88%150億円37.9%
経常利益56.71億円30.01億円+89%150億円37.8%
純利益39.12億円20.57億円+90.2%105億円37.3%
EPS119.46円62.85円+90.1%320.59円37.3%

会社計画欄は通期予想を基準にしており、進捗率は単純計算です。季節性がある企業では、進捗率だけで達成可能性を判断できません。

セグメント

セグメント売上高前年同期比セグメント損益前年同期比
不動産開発事業357.33億円+28.1%51.76億円+94.7%
不動産管理事業11.31億円+6.4%2.46億円-13.3%
建設事業30.65億円+36.4%3.07億円+135.3%
旅館事業2.95億円+7.9%-0.54億円横ばい

不動産開発では新築マンション386戸、中古マンション670戸を引き渡しました。建設は工事件数と大型案件の比率上昇で大幅増益。不動産管理は増収ながら減益、旅館は赤字が続いています。

財務安全性

財務安全性では、総資産1158.49億円、純資産837.57億円、自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率72.3%を確認します。キャッシュ・フローは営業CF非開示、投資CF非開示、財務CF非開示、現金及び現金同等物の期末残高非開示です。

定量評価

指標直近実績比較対象見方
EPS成長率+90.1%当期EPSと前年同期EPSEPSが確認できる場合は、純利益の伸びと合わせて確認します。
ROE非開示決算短信の収益性指標自己資本に対する利益効率を確認する材料です。
ROIC直接記載なし営業利益・総資産など投下資本の内訳が決算短信だけでは不足するため、簡易算定は保留します。
PER推移市場データ未反映過去レンジとの比較は未実施株価評価では別途市場データの確認が必要です。

営業利益率は14.1%、総資産経常利益率は非開示です。営業利益と純利益の方向を分けて確認することで、一時要因だけに引きずられない評価ができます。

ポジティブ要因

営業利益の変化

主力の不動産開発事業は売上28.1%増、利益94.7%増となり、全社の利益率を押し上げました。

売上規模の確認

建設事業も大型案件の増加で利益が2倍超となり、開発以外にも増益要因がありました。

財務基盤

自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率は72.3%、純資産は837.57億円です。資本の厚みは確認できますが、案件ごとの採算や運転資金の振れとは分けて評価します。

リスク要因

利益率とキャッシュのずれ

営業キャッシュ・フローは非開示です。利益よりキャッシュです。売掛金、在庫、仕入れ条件で資金が外に出る決算では、会計上の利益だけでは安心材料になりません。

販売数量・コスト前提の変動

マンション販売は竣工・引き渡し時期で四半期ごとの業績が大きく振れます。首都圏新築マンションの契約率が70%を下回る環境や、金利・販売価格上昇による購入意欲の変化に注意が必要です。

市場評価の変動可能性

決算数値が改善しても、市場がすぐ信用するとは限りません。赤字縮小、利益率改善、営業CFの改善が同じ方向にそろって初めて、見直し買いが続きやすくなります。

業界動向との関連

首都圏の新築マンション供給は低水準ですが、資産運用型マンションの賃貸・購入需要は底堅く推移しました。中古流通の活況も同社の販売機会を広げています。

株価への示唆

営業利益の通期進捗率は37.9%と高いものの、引き渡し偏重を考慮する必要があります。次回は販売用不動産の推移と第2四半期以降の引き渡し計画が焦点です。

今期の総括

新築・中古マンション販売と建設事業がそろって伸び、売上以上に利益が増えました。不動産管理の減益と旅館赤字は残りますが、主力事業の好調が十分に補っています。

来期見通し

通期予想は据え置きで、売上高1,520億円、営業利益150億円、純利益105億円を見込みます。年間配当予想は80円です。

総合判断

総合判断はややポジティブです。主力事業の利益成長と高い通期進捗を評価します。ただし、四半期偏重が大きい事業のため、進捗率だけで通期上振れを断定しない姿勢が必要です。

出典

本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。

  • 「2027年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」、FJネクストHD、開示日: 2026-07-31