1. 投資判断サマリー

商船三井は、プライム(内国株式)に属する海運業の銘柄です。直近の材料だけで評価を固定せず、業績の方向、利益率、キャッシュ・フロー、財務安全性、株主還元を同じ順番で確認するページとして整理します。

項目内容
更新日2026年7月8日
総合評価★★★☆☆(中立)
一言サマリー商船三井の2026年3月期は、売上高が前年比2.8%増の1兆8250.98億円となった一方、親会社株主に帰属する当期純利益は49.9%減の2132.60億円に落ち込んだ。

2. 投資評価(星評価・レーダーチャート)

投資評価は、成長性、収益性、財務、配当、安定性の5軸で整理します。星評価は直近の開示情報、プロフィール、還元情報をもとにした確認用の目安です。

評価軸星評価コメント
成長性★★★☆☆売上や需要の伸び、会社計画の方向を確認します。
収益性★★☆☆☆営業利益率、コスト吸収力、一時要因の有無を確認します。
財務★★★☆☆自己資本比率、現預金、営業CF、有利子負債を確認します。
配当★★★★☆配当方針と利益・キャッシュの裏付けを確認します。
安定性★★★☆☆需要のぶれ、景気感応度、事業基盤の継続性を確認します。
時間軸見方
短期次回決算で、売上と利益率の方向を確認します。
中期会社計画に対する進捗とキャッシュ創出力を見ます。
長期財務余力、競争力、株主還元の持続性を確認します。
成長性 収益性 財務 配当 安定性 5軸評価:成長性3、収益性2、財務3、配当4、安定性3

3. 最新決算サマリー

基準にした開示情報は、2026-05-21開示の「商船三井|2026年3月期通期決算、増収でも大幅減益」です。ここでは直近実績、前年比・変化、会社予想の有無を先に確認します。

項目直近実績前年比・変化会社予想・補足見方
売上高1兆8250.98億円+2.8%2兆400億円増加率と利益へのつながりを確認します。
営業利益1270.02億円-15.8%1050億円利益成長の質と一時要因を確認します。
経常利益1758.39億円-58.1%1450億円利益成長の質と一時要因を確認します。
純利益2132.60億円-49.9%1700億円利益成長の質と一時要因を確認します。
EPS619.78円-47.8%494.77円1株利益の伸びと希薄化要因を確認します。

数字だけを見ると、売上は「1兆8250.98億円(+2.8%)」、利益は「1270.02億円(-15.8%)」です。ここで大事なのは、見出しの増減をそのまま評価せず、収益の質を確認することです。会社は2027年3月期に売上高2兆400億円、営業利益1050億円、経常利益1450億円、親会社株主に帰属する当期純利益1700億円、EPS494.77円を見込む。

4. 今回の決算で注目するポイント

今回の決算は、見出しの増減だけでなく、収益の質と財務余力を分けて見る必要があります。

確認点今回の状況判断材料
売上の方向1兆8250.98億円(+2.8%)数量、単価、案件進捗、既存店、為替など、どの要因で動いたかを確認します。
利益の方向1270.02億円(-15.8%)増収でも利益率が下がる場合は、コストや一時要因を分けて見ます。
キャッシュ総資産は5兆9622.45億円、純資産は2兆9290.46億円、自己資本比率は48.2%である。自己資本比率、現預金、有利子負債、流動性を確認します。
財務安全性総資産は5兆9622.45億円、純資産は2兆9290.46億円、自己資本比率は48.2%である。自己資本比率、現預金、有利子負債、流動性を確認します。
会社予想会社は2027年3月期に売上高2兆400億円、営業利益1050億円、経常利益1450億円、親会社株主に帰属する当期純利益1700億円、EPS494.77円を見込む。計画の前提が保守的か、すでに織り込み済みかを見ます。

5. 投資判断のポイント

このセクションは、次回以降の決算でも繰り返し見るポイントです。単発の好材料より、同じ指標が継続して改善しているかを重視します。

論点なぜ見るか確認したい変化
売上と利益の連動増収でも利益率が下がる場合、評価は強まりにくくなります。営業利益率と粗利率の方向を確認する
キャッシュ創出会計上の利益だけでは、投資や運転資金の負担を見落とします。営業CFと投資CFのバランスを見る
会社計画会社予想は前提条件に左右されます。進捗率、修正有無、前提の現実性を追う

| 株主還元 | 2026年3月期の年間実績は200.00円です。有価証券報告書を反映 100株以上の保有特典として当社オリジナルカタログギフトがあります。 | 利益水準と営業CFに支えられているか |

6. リスク要因

リスク内容
需要変動顧客需要や市況が弱含むと、売上と稼働率が下振れる可能性があります。
コスト上昇原材料、人件費、物流費、外注費の上昇は利益率の重荷になります。
計画未達会社予想の前提が崩れると、利益成長や還元期待が後退する可能性があります。
市場評価決算数値が改善しても、事前期待との差や需給によって株価反応は変わります。

7. 総合評価

ここでは売買判断ではなく、商船三井を見るための評価軸を整理します。

観点評価
強み商船三井の2026年3月期は、売上高が前年比2.8%増の1兆8250.98億円となった一方、親会社株主に帰属する当期純利益は49.9%減の2132.60億円に落ち込んだ。
懸念点顧客需要や市況が弱含むと、売上と稼働率が下振れる可能性があります。
次に見るポイント売上、営業利益、純利益、営業CF、会社計画、株主還元の順に確認します。

商船三井は、直近開示の数字と会社計画を出発点に、収益性・財務安全性・キャッシュ創出力を継続確認したい銘柄です。現時点では中立評価。次回は、売上よりも利益率と営業CFが素直についてくるかを優先して見ます。

出典

  • 商船三井|2026年3月期通期決算、増収でも大幅減益、開示日: 2026-05-21
  • 企業プロフィール: 商船三井(9104)の基本情報
  • 配当情報: 会社開示に基づく配当実績・予想
  • 株主向け制度: 会社開示に基づく制度情報

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