決算サマリー

項目当期実績前年同期増減率会社計画進捗率
売上高40.25億円36.23億円+11.1%44億円該当なし
営業利益3.84億円3.81億円+0.9%4.05億円該当なし
経常利益3.84億円3.66億円+4.8%4.04億円該当なし
純利益2.19億円2.70億円-18.6%2.71億円該当なし
EPS93.54円115.79円-19.2158%115.43円該当なし

通期決算では会社計画欄に次期予想を置いているため、進捗率は該当なしとしています。前年比などが非開示の場合は、決算短信側で前年実績または増減率が示されていないことを意味します。

セグメント

信頼性評価事業は売上高35.54億円、セグメント利益10.36億円となり、電子部品の不良解析・信頼性試験を中心に全体を支えました。微細加工事業は売上高4.10億円、セグメント利益1.87億円で、表面処理技術の区分変更後も利益貢献が大きい分野です。

その他事業は売上高0.60億円、セグメント損失0.18億円でした。セグメント利益の合計は全社費用などの調整で圧縮され、最終的な営業利益は3.84億円となっています。

定量評価

指標直近実績比較対象見方
EPS成長率-19.2158%当期EPSと前年同期EPSEPSが確認できる場合は、純利益の伸びと合わせて確認します。
ROE6.8%決算短信の収益性指標自己資本に対する利益効率を確認する材料です。
ROIC直接記載なし営業利益・総資産など投下資本の内訳が決算短信だけでは不足するため、簡易算定は保留します。
PER推移市場データ未反映過去レンジとの比較は未実施株価評価では別途市場データの確認が必要です。

営業利益率は9.6%、総資産経常利益率は9.1%です。営業利益と純利益の方向を分けて確認することで、一時要因だけに引きずられない評価ができます。

ポジティブ要因

営業利益の変化

営業利益は3.84億円、前年比は+0.9%です。増益の場合は本業の採算改善が示唆されますが、減益の場合はコストや販売環境を追加確認する必要があります。

売上規模の確認

売上高は40.25億円、前年比は+11.1%です。売上が伸びている場合でも、利益率とキャッシュ創出が伴っているかを合わせて見る必要があります。

財務基盤

自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率は75.4%、純資産は32.77億円です。財務安全性を判断する際は、利益水準だけでなく資本の厚みも確認します。

リスク要因

利益率とキャッシュのずれ

営業キャッシュ・フローは5.14億円です。利益が出ていても運転資金や投資負担でキャッシュ創出が弱い場合、本業の持続力を慎重に見る必要があります。

販売数量・コスト前提の変動

次期または通期予想は売上高44億円、営業利益4.05億円です。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。販売数量、為替、原材料費、人件費、案件進捗の変化には注意が必要です。

市場評価の変動可能性

増収でも純利益が減ったため、評価の焦点は売上成長よりも利益率と費用管理です。次期計画の営業利益4.05億円を達成するには、主力事業の稼働率と全社費用のバランスが重要になります。

財務安全性

財務安全性では、総資産43.46億円、純資産32.77億円、自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率75.4%を確認します。キャッシュ・フローは営業CF5.14億円、投資CF-7.38億円、財務CF-1.43億円、現金及び現金同等物の期末残高13.70億円です。

業界動向との関連

業界全体との比較には、同業他社の同時期決算や市場統計の確認が必要です。今回の記事では対象企業の決算短信を主資料とし、業界平均との差やシェア変化は断定せず、売上・営業利益・会社予想を中心に整理します。

株価への示唆

株価への示唆は条件付きで見る必要があります。営業利益の改善が継続し、会社予想の前提が崩れない場合は評価の下支え要因になります。一方、利益率低下や一時要因の剥落が見える場合は、評価が下振れる可能性があります。補足市場データ未取得のため、理論株価の算定は保留します。

今期の総括

今期は売上高40.25億円(+11.1%)、営業利益3.84億円(+0.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益2.19億円(-18.6%)という内容でした。営業利益と純利益の方向が異なる場合は、特別損益や税効果を分けて確認することが重要です。本業の収益力とは異なる要因が含まれていないかを確認する必要があります。

来期見通し

来期または通期見通しでは、売上高44億円、営業利益4.05億円、経常利益4.04億円、純利益2.71億円、EPS115.43円が示されています。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。増収増益計画であっても、販売数量、為替、コスト、投資負担が変われば達成難易度は変わります。

総合判断

総合判断は中立である。判断の根拠は、売上高40.25億円、営業利益3.84億円、純利益2.19億円という決算短信上の主要数値と、確認できる財務指標のバランスです。次回は営業利益率、EPS、ROIC、PERの追加確認が焦点になります。

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クオルテック 9165 2025年6月期通期決算 売上高40.25億円(+11.1%) 営業利益: 3.84億円 売上高: 40.25億円 リスク: 原材料・エネルギー価格 為替変動

出典

本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。

  • 「2025年6月期 決算短信〔日本基準〕(非連結)」、クオルテック、開示日: 2025-08-08