決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前年同期 | 増減率 | 次期会社予想 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 174.22億円 | 153.08億円 | +13.8% | 190.83億円 | 該当なし |
| 営業利益 | 14.18億円 | 11.41億円 | +24.3% | 14.38億円 | 該当なし |
| 経常利益 | 13.36億円 | 10.25億円 | +30.4% | 13.44億円 | 該当なし |
| 親会社帰属純利益 | 7.58億円 | 6.03億円 | +25.8% | 7.87億円 | 該当なし |
| EPS | 89.56円 | 71.46円 | +25.3% | 92.87円 | 該当なし |
金額は短信の百万円表示を億円へ換算。純利益は親会社帰属分を使用し、EPSは基本的1株当たり利益を示す。増減率は会社開示値を優先する。進捗率は同じ利益定義の実績と通期予想だけを比べた単純計算で、季節性を調整した予測ではない。
基本的EPSは89.56円、潜在株式調整後EPSは86.31円。前年同期71.46円との比較は基本的EPS同士で行う。
セグメント
| 事業・区分 | 当期売上 | 前年同期 | 当期利益 | 前年同期利益 |
|---|---|---|---|---|
| 環境 | 89.90億円 | 83.73億円 | 16.78億円 | 15.25億円 |
| 建設 | 68.99億円 | 58.46億円 | 6.59億円 | 5.03億円 |
| 環境エンジニアリング | 11.88億円 | 6.54億円 | 0.68億円 | 0.31億円 |
| その他 | 3.47億円 | 4.36億円 | 0.12億円 | 0.21億円 |
外部顧客向け売上。利益合計24.16億円から、のれん償却と全社販管費等9.98億円を調整した営業利益が14.18億円。原資料は千円単位で、表は百万円へ換算。
環境事業は城南島第二工場などへの搬入増と青梅事業所の稼働が寄与した。建設は官庁工事と前期取得会社の通期寄与が支え、環境エンジニアリングでは大規模工場跡地の案件が伸びた。その他の警備は採用不足で減収減益となり、人手の制約も確認できる。
財務安全性
営業CFは13.06億円の流入で、前年17.92億円から減少した。投資CFは1.36億円の支出となり、合計では11.71億円の流入。純資産63.38億円に対し総資産166.23億円で、借入の返済と投資のバランスを見たい。契約資産の増加は売上認識と現金回収の時差を伴う。
定量評価
EPSは当期89.56円、前年同期71.46円で、変化は+25.3%。営業利益率は8.1%。
ROICと発表時点のPERは、統一した投下資本・税率や同時点株価を用いた比較を行っていない。開示された利益と資金収支の範囲で評価する。
ポジティブ要因
売上高は174.22億円、前年同期比+13.8%。営業利益は14.18億円(+24.3%)だった。
リスク要因
環境・建設の利益には受入量、大型工事の進捗、二次処理先の費用が影響する。売上増が続いても工事代金の回収が遅れれば資金負担が増す。買収した会社の通期寄与と既存事業の成長を切り分けることも必要で、前年の増収率をそのまま自然成長率とは扱わない。
業界動向との関連
再開発やインフラ工事は処理需要を生む一方、工事の工程や発注時期で期ずれが起こる。汚染土壌処理と建設工事を同じ単価指標で評価せず、各事業の搬入量・受注・完成と利益率を追いたい。警備事業の採用難は、需要があっても提供能力が足りない場合の具体例となる。
株価への示唆
2024年9月期の売上137.19億円、2025年153.09億円、今回174.23億円と規模は拡大した。営業利益も8.24億円、11.41億円、14.18億円と増えている。比較は同社年次開示の連結数値で、取得会社の影響を除いた同一範囲の成長率ではない。利益の増加と営業CF減少を同時に見る。
2027年9月期の年間予想は1株14.00円。配当の実績と会社予想を区別し、利益成長率から将来の1株配当額を逆算しない。
今期の総括
基本的EPSは89.56円、潜在株式調整後EPSは86.31円。前年同期71.46円との比較は基本的EPS同士で行う。
来期見通し
次期会社予想は売上高190.83億円、営業利益14.38億円、経常利益13.44億円、親会社帰属純利益7.87億円、EPS92.87円。
総合判断
中立。 会社計画への進捗と、利益が資金回収を伴うかを次の開示で確かめる。
出典
- 成友興業 公式IR・決算資料:2026年9月期 決算短信〔日本基準〕(連結)、2026年11月6日開示。