決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前年同期 | 増減率 | 会社計画 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 38.44億円 | 33.00億円 | +16.5% | 172億円 | 22.3% |
| 営業利益 | 2.85億円 | 2.40億円 | +18.9% | 19億円 | 15.0% |
| 経常利益 | 2.92億円 | 2.37億円 | +23.1% | 19億円 | 15.4% |
| 純利益 | 1.60億円 | 1.27億円 | +25.9% | 11.55億円 | 13.9% |
| EPS | 5.00円 | 3.91円 | +27.9% | 35.97円 | 13.9% |
会社計画欄は通期予想を基準にしており、進捗率は単純計算です。季節性がある企業では、進捗率だけで達成可能性を判断できません。
セグメント
経営コンサルティングを中心とする事業で、当第1四半期の全社売上高は38.44億円、営業利益は2.85億円でした。短信本体では詳細な事業別数値を確認できないため、サービス別の伸びや採算は決算説明資料と合わせて確認する必要があります。
財務安全性
財務安全性では、総資産148.51億円、純資産109.71億円、自己資本比率68.6%を確認します。第1四半期短信ではキャッシュ・フロー計算書を開示していません。
定量評価
| 指標 | 直近実績 | 比較対象 | 見方 |
|---|---|---|---|
| EPS成長率 | +27.9% | 当期EPSと前年同期EPS | 純利益の増加率を上回りました。 |
| ROE | 非開示 | 決算短信の収益性指標 | 自己資本に対する利益効率を確認する材料です。 |
| ROIC | 直接記載なし | 営業利益・総資産など | 投下資本の内訳が決算短信だけでは不足するため、簡易算定は保留します。 |
| PER推移 | 市場データ未反映 | 過去レンジとの比較は未実施 | 株価評価では別途市場データの確認が必要です。 |
営業利益率は7.4%で、前年同期の7.3%から小幅に改善しました。
ポジティブ要因
営業利益の変化
営業利益は2.85億円で前年同期比18.9%増でした。増収率を上回り、営業利益率も小幅に改善しています。
売上規模の確認
売上高は38.44億円で前年同期比16.5%増でした。案件の積み上がりが今後も利益成長につながるかが焦点です。
財務基盤
自己資本比率は68.6%、純資産は109.71億円です。前期末の69.6%からは1.0ポイント低下しましたが、財務余力は厚い水準です。
リスク要因
利益率とキャッシュのずれ
第1四半期短信では営業キャッシュ・フローが非開示です。利益の伸びに加えて、売上債権や契約負債を含む資金回収の状況は中間期で確認したいところです。
販売数量・コスト前提の変動
通期予想は売上高172億円、営業利益19億円で据え置かれました。第1四半期の営業利益進捗率は15.0%にとどまるため、採用・育成などの先行投資と案件採算の推移がリスクです。
市場評価の変動可能性
決算数値が改善しても、市場がすぐ信用するとは限りません。赤字縮小、利益率改善、営業CFの改善が同じ方向にそろって初めて、見直し買いが続きやすくなります。
業界動向との関連
業界比較では、同業他社の同時期決算や市場統計も必要です。ただ、この段階では業界ストーリーを広げすぎない方がよいです。決算短信でまず見るべきは、売上が営業利益に落ちているか、営業CFが伴っているかです。
株価への示唆
中立評価でも、見る場所ははっきりしています。売上ではなく営業利益率、営業利益より営業CF。この順番で数字がそろうまでは、市場は様子見になりやすいです。補足市場データ未取得のため、理論株価の算定は保留します。
今期の総括
第1四半期は16.5%増収、18.9%営業増益と好調な滑り出しでした。経常利益と純利益も2桁増益で、主要利益はそろって改善しています。
来期見通し
通期見通しは売上高172億円、営業利益19億円、経常利益19億円、純利益11.55億円、EPS35.97円で据え置きです。年間配当予想も29円(中間13円、期末16円)を維持しました。
総合判断
総合判断は中立。増収増益と高い自己資本比率は前向きですが、通期営業利益への進捗は15.0%です。中間期に営業利益率と進捗が上向くかを確認したい決算です。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。
- 「2027年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」、タナベコンサルティンググループ、開示日: 2026-08-10