2026年7月優待の基本日程

2026年7月末が権利確定日の銘柄では、日程は次の通りです。

項目日付
権利付き最終日2026年7月29日(水)
権利落ち日2026年7月30日(木)
権利確定日2026年7月31日(金)

7月末優待を取るには、原則として2026年7月29日(水)の大引け時点で株を保有している必要があります。

なお、7月は20日基準や継続保有判定が絡む銘柄もあります。月末基準のつもりで見ていると、条件を読み違えることがあります。

2026年7月の株主優待10選

まずは一覧です。今回は、読者が実際に使い道をイメージしやすい銘柄を中心に並べています。

銘柄コード優待の方向性注意点
日本駐車場開発2353駐車場・レジャー施設・宿泊関連の割引券など電子チケット移行、施設ごとの利用条件を確認
モロゾフ2217自社商品または株主優待券100株でも半年以上の継続保有が必要
ベストワンドットコム6577旅行割引クーポン・デジタルギフト旅行割引クーポンには利用金額条件あり
NATTY SWANKYホールディングス7674肉汁餃子のダンダダンで使える電子優待チケット店舗利用か冷凍餃子交換かを確認
JMホールディングス3539グループ商品券、精肉・米などの選択優待1年以上の継続保有が必要
丸千代山岡家3399ラーメン無料券・米・乾麺店舗圏内かどうかで価値が変わる
丸善CHIホールディングス3159丸善・ジュンク堂などの商品券額面は小さめだが使い道が明確
エターナルホスピタリティグループ3193鳥貴族などで使える電子食事券2026年7月基準は追加割引券も確認
きんえい9636映画招待カード利用施設が実質限定的
ティーライフ3172自社商品購入に使える優待券自社通販を使うかで価値が変わる

人気4銘柄を先に見る

7月優待でまず名前が出やすいのは、日本駐車場開発、モロゾフ、ベストワンドットコム、NATTY SWANKYホールディングスです。

食品や金券だけでなく、レジャー、旅行、外食まで広がるのが7月優待の面白いところです。ただし、どれも「誰にでも同じ価値」ではありません。使う施設、生活圏、旅行予定、店舗利用の有無で体感価値が変わります。

銘柄コード主な優待内容見方
日本駐車場開発2353駐車場・スキー場・レジャー施設・宿泊関連の割引券などレジャー利用者向け。施設ごとの条件確認が重要
モロゾフ2217自社商品または株主優待券使いやすい菓子優待だが、継続保有条件あり
ベストワンドットコム6577旅行割引クーポンとデジタルギフト額面は大きいが、旅行クーポンは使い方を選ぶ
NATTY SWANKY HD7674電子優待チケット10,000円相当店舗利用者には分かりやすい外食優待

日本駐車場開発(2353

日本駐車場開発は、駐車場運営に加えて、スキー場、テーマパーク、宿泊施設などのレジャー関連にも関わる企業です。

株主優待は、駐車場の割引券、スキー場・アクティビティ割引券、那須ハイランドパークやりんどう湖ファミリー牧場関連の優待、TOWAピュアコテージ宿泊関連の優待など、利用範囲が広いタイプです。

7月末基準では、電子チケットを中心に保有株数に応じた優待が整理されています。2026年7月末基準日分から電子チケットへの完全移行が予定されている点も確認したいところです。

この優待は、使える人には強いです。駐車場、レジャー施設、旅行・宿泊を実際に使う家庭なら、額面以上に便利に感じる場面があります。

ただし、割引型・施設利用型の優待は、使わなければ価値が出ません。対象施設、利用期間、本人利用条件、予約条件、上限組数を先に確認したい銘柄です。

モロゾフ(2217

モロゾフは、洋菓子で知名度の高い企業です。

7月末基準では、100株以上を半年以上継続保有する株主が対象です。100株以上300株未満では、半年以上3年未満で自社商品1,000円相当、3年以上で2,000円相当が贈られます。

300株以上では、株主優待券または自社商品を選択できる区分になります。優待券は指定店や通信販売で使える割引券です。

ここは「100株で取れる」だけで見ない方がいいです。半年以上の継続保有条件があるため、直前に買ってすぐ取るタイプではありません。

お菓子優待は満足感が高い一方、継続条件を読み飛ばすと期待とズレやすい。モロゾフを見るなら、必要株数より先に保有期間を確認したいです。

ベストワンドットコム(6577

ベストワンドットコムは、クルーズ旅行予約サイトなどを運営する旅行関連企業です。

株主優待は、クルーズ旅行商品などに利用できる旅行割引クーポン券と、デジタルギフトです。100株以上500株未満では、旅行割引クーポン10,000円分とデジタルギフト10,000円分が基本になります。

額面だけ見ると、7月優待の中でもかなり目立ちます。

ただし、旅行割引クーポンには利用条件があります。repo内の優待データでは、旅行代金総額10万円以上、10万円ごとに5,000円分利用可能と整理されています。

旅行予定がある人には魅力が大きい一方、旅行に行かない人には使い切りにくい。デジタルギフト部分と旅行クーポン部分を分けて考えたい優待です。

NATTY SWANKYホールディングス(7674

NATTY SWANKYホールディングスは、「肉汁餃子のダンダダン」を展開する外食企業です。

株主優待は、100株以上の株主に電子優待チケット10,000円相当を年2回贈呈する制度です。7月末基準では、10月末頃に発送され、翌年10月末日まで有効と整理されています。

店舗での店内飲食やテイクアウトに使え、店舗利用が難しい場合は冷凍餃子への交換も可能です。外食優待としてはかなり分かりやすい内容です。

ただし、外食優待は生活圏が重要です。近くに店舗があるか、テイクアウトを使うか、冷凍餃子交換で満足できるか。ここが合わないと、額面ほどの価値は出ません。

食品・外食・店舗利用で見る候補

上位4銘柄以外では、食品・外食・店舗利用系も7月優待らしい候補です。

銘柄コード主な優待内容見方
JMホールディングス3539商品券、精肉関連商品、米などから選択1年以上の継続保有が必要
丸千代山岡家3399ラーメン無料券、米、乾麺など店舗を使う人には分かりやすい
丸善CHI HD3159丸善・ジュンク堂などの商品券本や文具を買う人向け
エターナルホスピタリティG3193鳥貴族などで使える食事優待券外食利用と業績の両方を見る

JMホールディングス(3539

JMホールディングスは、スーパー「ジャパンミート」や「肉のハナマサ」などを展開する企業です。

株主優待は、100株以上でグループ商品券、200株以上では精肉関連商品、南魚沼産こしひかり、商品券などから選べる形です。

ここで大事なのは、1年以上の継続保有条件です。毎年7月末日と前年7月末日の株主名簿に、同一株主番号で100株以上の保有が記載または記録されていることが条件になります。

食品優待としての満足感はありますが、直前に買って取れるタイプではありません。

丸千代山岡家(3399

丸千代山岡家は、「ラーメン山岡家」を展開する外食企業です。

株主優待は、ラーメン無料券、米、乾麺セットなどから保有株数に応じて選べる内容です。店舗を使う人には、かなり分かりやすい優待です。

一方で、店舗が近くにない人には価値が落ちます。外食優待は額面より生活圏が大事です。

丸善CHIホールディングス(3159

丸善CHIホールディングスは、丸善、ジュンク堂書店などを抱える書店グループです。

株主優待は、毎年7月31日時点で100株以上を保有する株主を対象に、全国の丸善・ジュンク堂書店などで使える商品券を贈呈する制度です。

100株以上200株未満では500円分。額面は大きくありませんが、本や文具をよく買う人には使いやすい優待です。

エターナルホスピタリティグループ(3193

エターナルホスピタリティグループは、旧・鳥貴族ホールディングスです。

株主優待は、日本国内の「焼鳥屋 鳥貴族」などで使える食事優待券です。100株以上299株以下では、年2回に分けて年間2,000円相当が基本になります。

2026年7月末基準では、100株以上を1年以上継続保有する株主に5%割引優待券4枚を追加贈呈する内容も整理されています。

外食優待は楽しいですが、人件費、食材費、客数、客単価も見たいところです。優待の使いやすさと業績の持続性は分けて確認しましょう。

体験・通販系で見る候補

残りの候補として、きんえいとティーライフも見ておきたい銘柄です。

銘柄コード主な優待内容見方
きんえい9636あべのアポロシネマの映画招待カード生活圏が合う人向け
ティーライフ3172自社商品購入に使える優待券通販利用者向け

きんえい(9636

きんえいは、あべのアポロシネマを運営する近鉄系の企業です。

7月末基準では、75株以上で株主招待カードを利用できます。75株以上で月1回、150株以上で月2回、300株以上で月4回というように、保有株数に応じて無料鑑賞回数が増えるタイプです。

映画優待は、使う人にはかなり強いです。一方で、実質的に利用施設が限定されるため、居住地との相性がはっきり出ます。

ティーライフ(3172

ティーライフは、健康茶や化粧品、ダイエット関連商品などの通販で知られる企業です。

株主優待は、自社商品購入時に使える優待券です。自社通販を日常的に使う人には分かりやすい一方、通販をほとんど使わない人には価値が出にくいタイプです。

QUOカードのような万能型ではありません。普段から商品を買うかどうかで評価が変わります。

7月優待で注意したいこと

7月優待は、銘柄数が少ないから簡単に見えます。実際には、条件のクセがあります。

注意点内容
権利日月末基準だけでなく、20日基準や継続判定日も確認
継続保有条件モロゾフ、JMホールディングスなどで重要
利用場所日本駐車場開発、NATTY SWANKY、きんえいは生活圏との相性が大きい
利用条件ベストワンドットコムの旅行クーポンは利用金額条件を確認
権利落ち人気優待ほど権利後に売られやすい

優待投資は、もらえる物だけを見ている時が一番危ないです。

特に7月は、レジャー、旅行、外食のように「使えば大きいが、使わないと価値が出にくい」優待が目立ちます。額面より、自分が本当に使うかを先に見た方がいいです。

まとめ

2026年7月の株主優待でまず見たいのは、日本駐車場開発、モロゾフ、ベストワンドットコム、NATTY SWANKYホールディングスです。

日本駐車場開発はレジャー・宿泊系、モロゾフは自社商品・割引券、ベストワンドットコムは旅行割引クーポンとデジタルギフト、NATTY SWANKYは飲食券です。いずれも使い道がはっきりしています。

一方で、7月優待は条件確認がかなり大事です。継続保有、利用施設、旅行クーポンの利用条件、店舗の有無、権利落ちをセットで見ないと、優待額だけが先に立ってしまいます。

7月優待は、派手なランキングよりも「自分の生活で使えるか」です。そこを押さえてから選ぶのが一番現実的です。

出典・参考資料