出会い線とは?同じ終値でも二日間の値動きが違う例

そろうのは始値ではなく終値

出会い線では、二本の足の実体の向きと、終値が並ぶ位置を見ます。陰線の後に下から陽線が戻る形と、陽線の後に上から陰線が戻る形があります。二本とも同じ色なら、ここで説明する組み合わせとは違います。

始値がそろう形や、高値・安値だけがそろう毛抜き形とも区別します。細かな近さの扱いには資料による差がありますが、完全に同じ終値なのか、呼値数個の差を認めるのかを決めずに検索すると、後から好きな例を選べてしまいます。

終値90円が二日続いた架空例

一本目を始値110円、高値112円、安値89円、終値90円とする独自例です。以降の価格も円で示します。二本目は始値80、高値92、安値78、終値90です。前の日の終値より10安く始まった後、その日の始値から10上がって終わっています。陰線と陽線の終値は、どちらも90です。

終値だけの折れ線では、90から90への横ばいです。しかし二日目の高安の幅は14もあります。終値が同じだから売買が落ち着いていた、とまでは言えません。また二日目が陽線でも、最初の始値110に比べれば、最終価格90はまだ20低い位置です。

寄り付きの価格差と、足全体の窓は違う

二日目は80で安く始まりますが、高値92は前の日の安値89を超えています。二本の高値・安値の範囲は一部重なるため、足全体が離れたままの下方向の窓は残っていません。

前の終値から離れて始まったことと、期間全体の価格帯が重ならないことを、区別して記録します。この例の出会い線は、終値が戻ってそろう形なので、終日空いた窓が残ることを条件にする説明は合いません。

形の後に何を調べるか

下から戻った場合は下落が止まった候補、上から戻った場合は上昇が鈍った候補として読まれます。ただし、終値がそろった二本から、相場全体の転換は証明できません。二日目の値動きが一時的なニュースへの反応なら、その材料が翌日にも影響する場合があります。

企業の発表や直前の変動幅と照らし合わせ、次の足を新しい情報として記録します。二本の終値が同じだった事実と、「ここから反転してほしい」という期待を分けて読むための用語です。

出典

用語の参考資料確認日:2026年10月23日。