二つの山の間にある安値を基準にする
ダブルトップは、上昇した後にいったん下げ、再び前の高値付近へ戻った後、反落するM字の形です。二つの山の間の安値に引く基準がネックラインです。そこを下回ることを、形の完成条件にする見方があります。
二つの高値は実際には完全に同値とは限りません。どれくらいの差を許すか、終値か日中の高値を使うかを決めないと、見る人や画面によって形が変わります。近い価格へ二回達したことは、そこで必ず上昇が終わることとは違います。
高値120円と119円、間の安値110円という仮例
独自例で価格が100円から120円へ上がり、110まで下げ、119へ戻った後、108へ下がったとします。二つの山は120と119、その間の安値は110です。以降の価格も円で示しています。最後の108は110を下回るため、ここでは下抜けを含む形として読みます。
119へ戻った時点では、次に108へ下げることは分かりません。そのまま125へ上がる経路もありました。後からM字がそろった図を見て、二つ目の山の時点で天井が確定していたと考えると、当時まだなかった情報を判断に混ぜます。
下抜けの定義で、完成する時点は変わる
日中に108へ下がっても、終値が112へ戻る場合があります。終値で110を割る条件なら、その日は完成条件に達していません。日中の価格で判定する方式なら、割れた後に戻った例として残ります。
後で上昇した例だけ判定を厳しくし、下落した例だけ緩く含めると、成績を良く見せられてしまいます。チャートを見る時間軸と判定時点をそろえ、失敗した形も同じ条件で記録します。
値幅の目安と約定価格は保証されない
山とネックラインの差を下方向へ当てはめ、目安を計算する使い方もあります。例えば二つ目の山119円と基準110円の差9円を、110円から引くと101円です。しかし、その価格へ必ず下がるわけではありません。形の寸法は会社の利益から求めた価値でも、将来の値幅の上限でもありません。
110割れを確かめて売る際に、110で売れるとも限りません。次の取引が安い価格で始まる場合や、注文が希望どおり成立しない場合があります。価格の形は、業績の変化、投資期間、必要資金と別の判断材料として扱います。
出典
用語の参考資料確認日:2026年10月23日。