三川明けの明星の見方

三川という名前を、三つの底と混ぜない

三川は酒田五法の文脈で使われる用語で、三川明けの明星は下落後の陰線・小さな足・陽線の並びとして説明されます。三つの谷を作る長い形の説明とは、観察する本数や位置関係を分ける必要があります。三つの谷を作ったという観察だけで、この三本の足の条件がそろうわけではありません。

通常の明けの明星と全く別の売買手法だと考えるより、どの資料がどの実体や窓の条件を採用しているかを見る方が、実際の図を判定しやすくなります。

実体の窓と、高安の窓を数値で区別する

以下の価格は1株あたり円で示す独自の架空例です。

図は架空の値動きです。一番目の始値110・終値90に対し、中央は始値85・終値86で、実体が下へ離れています。一番目の安値89に対して中央の高値88も低いので、ヒゲを含む価格範囲にも隙間があります。

三番目は始値89・終値102の陽線で、最初の実体の中点100を上回って終わります。このように一つずつ位置を比べると、窓があるという言葉が何を指しているかを説明できます。値幅や形は、市場や時間足によって異なります。

反発後に買うと、安値までの距離は広がる

仮に形を見た後の102で100株を買い、のちに80で売ることになれば、売買価格差による損失は2,200円です。手数料・税は省いています。図の安値83をいったん付けたことは、将来もそこを割らない根拠ではありません。

安値近くの価格と、パターンが完成した後に実際に買える価格を混ぜると、検証上の利益を過大に見せます。翌朝に安く始まるなどして、想定した価格で売れない場合もあります。形を確認するために待つ時間には、購入価格が変わる面もあります。

観察の記録と、家計への負担を分ける

三本の価格だけでは、反発が買い戻しだったか、新規の買いだったかは特定できません。会社の発表や市場全体の変化も確認対象になります。

成功した形だけでなく、同じ条件の後に再下落した例も記録する方法なら、後から名前を当てはめた説明との違いが見えます。投資額や使う時期は、形への自信とは別に決める必要があります。

出典

用語の参考資料確認日:2026年10月23日。