「遠くの戦争は買い」をNISAで考える
「遠くの戦争は買い」は、地政学的な衝突が起きても、影響が市場に織り込まれた後は株価が戻ることがある、という相場格言として使われます。しかし、戦争の影響は地域、期間、エネルギーや物流への波及、政策対応によって異なり、距離だけから相場の方向を予測することはできません。
NISAで保有する株式や投資信託も、海外の出来事や為替、金利、企業活動の変化を受けて価格が動きます。ニュース直後の下落を「買い場」と決めつけず、投資先の利益見通しや資産全体の配分、近く使う資金かどうかを確認します。
格言は歴史的な値動きを振り返る問いとして使い、注文の根拠にする場合は別途、資金計画と損失許容額を決めます。NISAの税制メリットによって地政学リスクが小さくなるわけではありません。