記事の図解

ダブルボトムとは

ダブルボトムは、下落の後に近い水準で二度安値をつけ、間の戻り高値(ネックライン)を上回る動きが注目されるチャートパターンです。チャート上で「W」に似た形になります。二つの安値ができただけでは、反転したと確認できたとは限らず、ネックラインを上回るかどうかなど、その後の値動きも見られます。

形の判定には幅があり、二つの安値が完全に同じ価格である必要はありません。期間や銘柄によって、投資家が意識する水準も異なります。形が似ているからといって、同じ値動きになる保証はありません。

NISA口座でチャートを見るとき

NISAは税制上の制度であり、チャートパターンによる損失を防いだり、反転の成功率を高めたりするものではありません。短期売買をする場合も、非課税であることだけを理由に、値動きの大きい銘柄へ資金を集中させないようにします。

  1. 日足・週足など、どの時間軸で形を見ているか
  2. 二つ目の安値の後、株価がどう動いたか
  3. ネックライン付近の出来高や終値はどうか
  4. 決算や会社の開示に変化があったか
  5. 想定と異なり、安値を割ったときの対応は何か

たとえば、1,000円付近で二度下げ止まり、1,100円まで戻った後に再び1,000円近くまで下落した銘柄を想定します。株価が後に1,100円を上回るかどうかは一つの確認点ですが、突破しても上昇が続くとは限りません。この数字は形を説明するための仮例で、実在銘柄の水準や売買推奨ではありません。

形だけで買わない

チャートパターンは過去の価格を整理する方法の一つです。会社の業績、財務、株価評価を代わりに調べてくれるものではなく、投資の損失を保証する仕組みでもありません。長期の資産形成では、短期のチャートだけで積立方針を変える必要があるとは限りません。

ダブルボトムの基本的な形はSMBC日興証券の用語解説を参照できます。仮の値動き例はダブルボトムの実例|相場でどう見ればいいかもご覧ください。

まとめ

ダブルボトムは、下落後に近い安値を二度つけ、間の戻り高値を越える動きが意識される形です。二度安値をつけただけで底値や反転が決まるわけではありません。NISA口座でも、次の値動き、企業情報、損失許容額を合わせて判断しましょう。