ランダムウォーク理論とは?意味と投資での見方:架空の模型:各回の増分が独立と先に置く、開始500、毎回プラス10かマイナス10、各方向の確率は半分、過去の回とは独立、三回上がって530でも、次は540または520、次も各半分なのは模型の設定。市場の測定結果ではない、連続した回数だけで、次の方向が決まるわけではない

何度も上がった後は、下がる番なのか

上昇が続くと、次も上がると思う人も、もう下がる番だと思う人もいます。しかし、続いた回数だけで次の方向が決まるとは限りません。ランダムウォークは、ランダムな増分を積み重ねて変化を表すモデルです。単純な形では、各回の変化が互いに独立で同じ分布に従うと置きます。

金融では、過去の価格の変化から次の変化を予測できるかを考える材料になります。企業の価値が存在しない、現実の価格が毎回サイコロで決まる、という宣言ではありません。

独立という条件を置いた、一つの模型

架空の値を最初は500とし、各回の変化がプラス10かマイナス10、確率はそれぞれ半分、各回は独立と設定します。三回続けて上がって530になった後でも、次は540か520で、それぞれ半分です。

過去の上昇によって次の確率が変わらないのは、独立という条件を先に置いたためです。実際の株式市場で上下の確率が等しいと測定した結果ではありません。また、一定の金額で変わる模型は、遠い先まで現実の株価を完全に表すものでもありません。

この模型で連続上昇を見て、下がる確率が増えた、または上昇が確定したと説明すれば、最初の設定にない関係を足したことになります。過去の見た目と、次を決める仕組みの違いを読むための例です。

理論の条件と、現実の検証を分ける

Malkielの論考は、ランダムウォークと効率性をめぐる議論を紹介しています。しかし、現実の価格にどの条件が合うかは、データで確かめる問いです。LoとMacKinlayの過去の米国週次収益の研究には、ランダムウォークを棄却する結果もあります。

模型が棄却されたことだけから、誰でも使える必勝の取引法が見つかったとは言えません。対象の期間や銘柄を変えた場合、費用を引いた場合にも結果が残るかは、さらに別の検討になります。

次の価格を当てなくても調べられること

投資信託の費用、保有する国や業種の偏り、会社の借入れは、明日の価格が分からなくても読めます。分散には一つの対象への集中を減らす役割がありますが、市場全体の下落や元本割れを取り除く保証ではありません。

期待する収益があることと、実際にその通り増えることも違います。長く持つ方法でも、使いたい時に評価額が減る可能性は残ります。ランダムという名前を運任せの理由にせず、予測できると主張する部分と、自分で条件を選べる部分を分けて学ぶ入口です。

出典

出典確認日:2026年10月23日。