雪だるま効果とは?実例でわかる投資判断の使い方:各年末に12万円ずつ、元本は三年で36万円、一定の年3%なら三年末37万908円、残高増と、入金・引出し済み現金を分ける

入金日をそろえた三年間の計算

雪だるま効果を投資の計算にするなら、いつ元本を追加し、利益を残したかを決めます。ここでは初めの残高をゼロとし、各年末に12万円を追加、運用できる期間の収益率を一定の年3%、税・費用なしと仮定します。年末に入れた資金は、その年の利益を生みません。

時点計算年末残高
一年目年末に12万円を入金120,000円
二年目120,000円×1.03+120,000円243,600円
三年目243,600円×1.03+120,000円370,908円

三年分の入金は36万円、残高との差1万908円が運用による増加です。37万908円の全てを運用で稼いだわけではありません。二年目に生じた利益3,600円も、三年目の運用の土台に含まれています。

利益を引き出した場合

同じ条件で二年目の利益3,600円を引き出すと、二年目末に運用へ残る元本は24万円です。三年目の利益は7,200円となり、三年目末の残高は36万7,200円。引出し済みの3,600円と合わせると37万800円です。全額を残した場合との差108円は、3,600円にも一年分の3%が生じた分です。

現金を使う目的があれば、利益を引き出すことにも理由があります。残高だけを見て比較せず、既に受け取った現金も合計に含めます。

現実の明細へ置き換えるとき

毎月積み立てる場合は、年初・年末の一括入金とは資金が運用される期間が違います。さらに実際の価格は一定の率で増えず、費用や税も条件に応じて変わります。試算表を読むときは、元本の合計、入金日、再投資の扱い、引出しの四点を確かめます。

同じ残高でも、入金が多かった結果と運用が好調だった結果では意味が違います。将来額を作る際も、利回りの数字だけを先に高くせず、現実に続けられる入金額と必要な支出から条件を決めます。

出典