良い会社ならどんな価格でもよいと思う
業績が良いという情報と、現在の価格で投資が適切かは別の問いです。会社が増益でも、すでにさらに高い成長が期待されていた可能性があります。発表された実績と、今後の予想を分け、価格にどのような前提を置いているかを確かめます。
SNSやランキングを見て購入額を大きくする場合も、人気と自分の家計を混ぜないようにします。注目が増えたことは、下落した時に誰かが買い支える保証ではありません。
下がった率と戻る率を同じにする仮例
仮に50万円の投資が20%下がると40万円です。そこから20%上がっても48万円で、もとの50万円には届きません。40万円から50万円へ戻るには25%の上昇が必要です。税や費用を除く計算で、回復を予測するものではありません。
同じ率で上がれば元に戻ると思うと、「少し待てばよい」という希望を大きく見積もる場合があります。今ある40万円をどこへ置くかを、購入時の50万円から一度離れて考えます。
買値を下げることへ目標を変える
下落後に平均取得単価を下げるためだけに追加すると、同じ投資先へ資金が増えます。事業が変わったかを調べ、新たに投じる額と保有総額の両方で下落の負担を計算します。値下がりを見た不安だけで全売却し、反発で買い直す取引にも注意が必要です。
少額購入や積立は、未確認の仕組みを理解したことにはしません。時期を分けても、同じ商品が下がり続ける場合には損失が生じます。
購入前の根拠、期間、保有額、見直し条件を残します。結果が高値だったと分かった後の反省は、天井を当てられなかったことより、当時確認できた資料や金額の点検を省かなかったかへ戻します。