小型株効果の実例:当初:AとBへ各10万円の仮例、A+60%で16万円、B−50%で5万円、合計20万円 → 21万円で+5%、比較する大型株群が+4%なら差は1ポイント、成功したAだけを残して集計しない、途中で退出した企業や利用できた情報も点検

残った成功例だけで集計しない

当初10万円ずつ、合計20万円を二つの小型株へ投じたとします。1年後、Aは60%上がり16万円、Bは50%下がり5万円なら、合計は21万円、収益率は5%です。途中の組み替え、配当、税・費用は省いています。

同じ条件で比較する大型株群が4%上がったなら、この例の相対差は1ポイントです。Aだけを見れば60%の成功例ですが、二社を当初から持った結果とは違います。Bだけを選んだ人は半分を失っています。

仮の結果は効果の実証ではない

この例は、実際の市場成績や将来の勝率ではありません。小型株効果を調べるには、時価総額による分類、対象市場、期間、同額配分か時価総額配分か、銘柄の入れ替え条件を定めます。

現在まで生き残った企業だけを過去へさかのぼって使うと、倒産や上場廃止で失った結果を落とすことがあります。また、後で分かった決算情報を当時使えたことにすると、実行できない検証になります。決定時点で利用可能だった情報が基準です。

実際に投資する商品の成績とも分ける

Kenneth FrenchのSMBは、定めた方法で組んだ小型側と大型側の平均収益の差です。一般の小型株投資信託を買うだけの収益と、同じものではありません。

投資商品には費用や売買の条件があり、銘柄の選び方も異なります。研究名が同じだからという理由で成績を置き換えず、何をどう保有した数字かまで読むと、成功談と全体の比較を切り分けられます。

出典

出典確認日:2026年10月23日。