儲かっている時ほど、今の額を確認する
買った株が何倍にもなり、最初の出費が小さかったから下がっても大丈夫だと感じる。利益への期待が強い市場を俗に欲望相場と呼ぶことがあります。知る利点は、その雰囲気の中で普段の保有量や計画を緩めていないかを見直せる点です。市場の天井を見つける指標としては使えません。
買った時の金額が小さくても、値上がり後は大きな額が同じ資産の値動きを受けます。「元手は少しだった」だけでは、現在のリスクを説明できません。
現在の評価額で計算する仮例
仮に60万円で買った株が180万円となり、その他の資産が120万円あるとします。今の総資産は300万円で、この株が60%を占めます。その株がここから25%下がれば45万円、全体の15%の減少です。
取得額60万円へ25%を掛けた15万円では、現在の値動きの負担を小さく計算してしまいます。税や費用を除き、ほかの資産は変わらない仮定です。将来25%下がるという予測ではありません。
保有の評価と、持つ量を分ける
会社を今も評価しているとしても、現在の大きな保有比率が自分の条件へ合うかは別の問いです。必要な支出、ほかの保有との重複、現金の備えを確認します。保有継続、一部売却、全売却の各案には、下落と上昇への影響があります。
また、売却後に別の同じテーマへ移れば、共通するリスクが残る場合もあります。商品名ではなく投資対象や影響を受ける要因を調べます。
点検を終えて保有を続ける結論でも構いません。重要なのは、含み益への高揚で今の金額を見落とさなかったかです。調べた資料、現在の比率、見直す条件を残せば、相場の熱気が変わった時にも比較へ戻れます。