ベア(弱気相場)とは?投資心理との関係でわかる投資判断の使い方

下落した事実と、これからの予想を分ける

株価が下がる日が続くと、悪いニュースばかりが目に入り、どの投資先も戻らないように感じることがあります。下がったことは過去の観測ですが、今後も下がり続けることはまだ予想です。

ベア、弱気相場は、株価の下落と悲観的な雰囲気を表す言葉です。米国SECは市場指数の下落幅と期間を目安にする説明もしていますが、その分類で次の価格が決まるわけではありません。一人の強い不安から、市場のすべての参加者も同じ考えだと決めることもできません。

不安の原因が、毎月の資金不足にある仮例

独自の家計例で、月の手取りが22万円、生活費などの支払いが20万円なら、毎月残るのは2万円です。そこから毎月3万円を投資すれば、差額1万円は預金などを取り崩さなければ足りません。他の収入や臨時支出はない設定です。

相場が下がる時、この状態でさらに買い増そうとすれば、投資への不安と生活資金への不安が重なります。反発すれば安心できる、と考えても、毎月の収支の不足そのものは価格の反発では直りません。

この場合は、将来の株価を当てる前に、支払いと残る現金、投資へ回す額を並べる作業に意味があります。例の投資額が誰にでも多過ぎるという基準ではなく、その家計の継続的な収支と合っていない点が問題です。

購入価格やニュースの印象を、判断の基準にし過ぎない

購入時の価格に戻るまでは売れないという思いと、その商品を今後も持つ理由は同じではありません。MoneySenseは、最初に知った数字などへ判断が引かれるアンカリングや、自分の見方に合う情報を集める偏りを説明しています。

値下がりした時も、価格以外の事業や投資対象の条件が変わったのか、投資目的に合う期間を持てるかを読み直します。反対に、価格が下がっただけで事業が必ず悪くなったと決めることも避けます。

大きな見出しを繰り返し読むことと、新しい事実を得ることは別です。同じニュースの再配信が多いだけなら、根拠が増えたとは限りません。

相場の名前より、自分が続けられる条件を残す

持ち続ける、売る、積立を調整するといった選択は、商品のリスクと家計の条件によって変わります。弱気相場なら全部売る、逆に必ず買い増す、という一つの処方にまとめることはできません。

投資前に置いた目的、使う予定の時期、見立てを変える条件を並べ、価格の変動でどこが変わったかを比べます。心理の偏りを知っていても感情がなくなるわけではありませんが、生活の問題と相場の予想を分ければ、対応すべき箇所が具体的になります。

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