2%ルールが指すもの
一般に2%ルールは、取引で損失が出た場合に、投資資金全体に対する損失額を一定割合以内に抑えようとする資金管理の目安です。2%を投じるという意味でも、株価が2%下がったら売るという意味でもありません。たとえば投資資金が100万円なら、2%は2万円ですが、実際に許容する割合は人によって異なります。
ポジションの大きさを決める際は、買付額だけでなく、損切りを検討する価格までの値幅から想定損失を考えます。ただし、逆指値を置いても急落や流動性不足で想定価格より不利に約定することがあり、費用も発生します。損失を常に2%以内にできる保証はありません。
固定数字を盲信しない
2%という数字が誰にでも適切とは限りません。投資期間、資産額、収入の安定性、保有商品の値動き、同時に持つポジションによって、許容できるリスクは変わります。複数の取引を同時に行えば、それぞれ2%以内でも合計リスクが大きくなる可能性があります。
このルールを使う場合は、何を投資資金とするか、損失をどの条件で見積もるか、複数ポジションをどう合算するかを先に定義します。数字をそのまま適用するより、損失が家計と資産全体に与える影響を把握することが目的です。