NISAで大事なのは短期勝負ではない

NISAを始めると、「どの商品を買えば一番増えるか」に目が向きがちです。

もちろん商品選びは大切です。ただ、NISAの良さは、短期間で当てることより、長期の運用益を非課税で積み上げやすいところにあります。

たとえば、毎月の積立を続ける場合、途中で相場が下がる時期は必ずあります。その時に慌てて売ってしまうと、NISAの長期メリットを使い切れません。

よくある考え方見直したい考え方
すぐ増やしたい長く持てる商品を選ぶ
枠を早く埋めたい家計に合う金額にする
下がったら失敗下落も積立期間の一部
人気商品を追う自分が理解できる商品にする

NISAは、焦って使うより、長く付き合う制度として考えたほうが扱いやすいです。

続けられる金額が先

初心者がつまずきやすいのは、最初から積立額を大きくしすぎることです。

口座開設直後はやる気があります。シミュレーションを見ると、毎月の積立額を増やしたくなります。けれど、家計に余裕がない状態で積立を始めると、少しの出費で苦しくなります。

実際に使うなら、次の順番で考えると無理が出にくいです。

  1. 生活防衛資金を現金で確保する
  2. 毎月の黒字額を確認する
  3. その一部だけをNISAに回す
  4. 半年から1年続けてから増額を考える

大切なのは、最初の金額を大きくすることではありません。

続けても生活が崩れない金額にすることです。

下落時にやめないための準備

NISAでも、投資先の価格は下がります。

非課税制度だから損をしない、という意味ではありません。ここを誤解すると、下落した時に「聞いていた話と違う」と感じやすくなります。

下落時に慌てないためには、あらかじめルールを決めておくと楽です。

ルール目的
毎日見ない値動きで疲れない
積立日を固定するタイミングで迷わない
使う予定のあるお金は入れない安値で売らされない
年1回だけ見直す頻繁に商品を変えない

相場が悪い時に続けられるかどうかで、長期投資の結果はかなり変わります。

まとめ

NISAは、長期投資と相性のよい制度です。

ただし、制度が良くても、家計に合わない金額や理解できない商品を選ぶと続きません。

まずは少額で始め、生活防衛資金を残し、下落しても売らされない形を作る。NISAを使うなら、この地味な準備がいちばん効きます。

本記事は、公開情報に基づいた教育的・情報提供のみを目的としており、特定の銘柄や金融商品の売買を推奨または勧誘するものではありません。掲載内容の正確性については万全を期しておりますが、その内容や将来の投資成果を保証するものではないことをあらかじめご了承ください。投資に関する最終決定は、ご自身の判断と責任において行っていただけますようお願い申し上げます。