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第3章:信用力・社債市場 / 第11回
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格付けは何を示す?
JCRは信用格付を、法人の債務履行能力または個別債務の履行確実性を等級で表示した評価意見と説明しています。企業全体の発行体格付と、個別社債に付く長期発行体格付・個別債務格付などは区別が必要です。
AAA・AA・A・BBBの位置づけ
| 記号 | 大まかな意味 |
|---|---|
| AAA | 債務履行の確実性が最も高い |
| AA | 債務履行の確実性が非常に高い |
| A | 債務履行の確実性が高い。ただし上位等級より環境変化の影響を受けやすい |
| BBB | 債務履行の確実性は認められるが、上位等級より低下する可能性がある |
AAからBまでには、同じ等級内の位置を示す「+」「−」が付くことがあります。これは格付会社の定義を簡略化した説明で、個別社債の元本保証を意味しません。
格付けと利率の関係
一般に信用力が高いと評価されるほど投資家が要求する信用スプレッドは小さくなりやすく、低いほど上乗せ金利が大きくなりやすい傾向があります。ただし同じ格付けでも、年限、需給、業種、市場環境で利率は変わります。
BBBは危険という意味ではない
格付記号は相対的な信用力を示します。特定の記号だけで投資可否を機械的に決めず、業績、キャッシュフロー、負債、コベナンツ、資金使途も照合します。
格下げリスク
業績悪化や大型買収による負債増加などで格付けが下がると、既発債価格や次回発行時の調達コストに影響する場合があります。格付けの方向性や見通しも確認対象です。
まとめ
格付けだけでは利率も回収可能性も決まりません。見通し、財務、個別債務の条項まで併読します。