シリーズ内の位置
第2章:社債の発行実務 / 第10回
← 第9回 | 親記事:社債 完全ガイド | 第11回 →
主幹事の仕事
主幹事は、発行条件の提案、投資家からの注文集計、販売配分の中心を担います。日本証券業協会は、主幹事会員を、元引受契約の内容を確定させるため発行者等と協議する会員と定義しています。
発行前の仕事
発行額、年限、発行時期、想定スプレッド、投資家ターゲットなどを発行企業と検討します。初回債では格付けやIRの進め方、必要書類の準備も支援します。
需要調査と条件決定
投資家から注文や希望条件を集め、その結果を発行企業と共有します。最終的な発行額、利率、価格はこの情報を踏まえて決まります。
販売後も関係が続く
発行後の流通市場、投資家からのフィードバック、次回起債に向けたIRも無視できません。社債は一度発行して終わりではなく、継続的な市場との関係づくりが調達条件に影響します。
まとめ
主幹事は条件設計、需要把握、販売をつなぎます。発行額や利率は企業だけでなく、投資家の注文状況にも左右されます。