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第6章:社債の種類・応用編 / 第30回
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満期がない社債
永久劣後債は最終償還日を持たず、普通社債より返済順位が低い商品です。利払繰延条項が付く場合もあり、満期なし・劣後性・利払繰延という点で株式に近い性質を一部持ちます。
実務ではコール日が重要
多くの永久劣後債には、発行から5年や10年後などに発行体が任意償還できる条項があります。市場では初回コール日が意識されます。
コールされない可能性
期限前償還は発行体の権利であって義務ではありません。再調達コストや格付け、資本性維持の必要性によっては償還を見送ることもあります。
楽天グループの例
楽天グループは2025年10月に820億円の円建永久劣後債を発行し、2021年発行の米ドル建永久劣後債のリプレイスメントに充当すると説明しました。永久劣後債は実際に財務戦略の一部として使われています。
まとめ
永久劣後債は満期がないため、コールされない場合の保有期間と利払い条件に注意が必要です。初回コール日を償還日とみなしてはいけません。