まず結論
9月は、カラオケ事業の既存店売上が前年同月比110.6%となり、全店でも101.3%と前年を上回りました。飲食事業は既存店99.4%に対し全店78.2%。全店と既存店の差が大きく、店舗数の違いを含めて読む必要があります。
月次実績のポイント
以下の数値は前年同月を100とした指数です。たとえば110.6%は前年同月比10.6%増を示します。
| 事業 | 対象 | 売上高 | 来客数 | 客単価 |
|---|---|---|---|---|
| カラオケ | 全店 | 101.3% | 103.7% | 97.7% |
| カラオケ | 既存店 | 110.6% | 112.8% | 98.0% |
| 飲食 | 全店 | 78.2% | 72.0% | 108.7% |
| 飲食 | 既存店 | 99.4% | 95.2% | 104.4% |
カラオケ既存店では来客数が増え、客単価は前年を下回りました。飲食既存店では客数の減少を客単価の上昇が補い、売上高は前年並みに近い水準です。全店の月末店舗数は、カラオケが62店(前年67店)、飲食が8店(前年10店)でした。既存店は開店から13カ月を経過した店舗で集計されています。
2027年3月期上期(4〜9月)の売上高指数は、カラオケ全店96.9%・既存店103.9%、飲食全店74.6%・既存店93.8%です。9月単月と上期累計では見え方が異なります。
株価材料として見る点
9月のカラオケ既存店は前年を上回りましたが、上期の全店売上は前年を下回っています。飲食は既存店の売上が前年並みでも、全店では店舗数の減少を含む弱さが残ります。月次売上だけでは利益率や固定費負担は分からず、次の決算で事業別の利益と照らし合わせる必要があります。
リスクと確認点
会社は数値を速報値とし、監査法人の監査を受けていないとしています。確報で数値が変わる可能性があるほか、前年との店舗構成の違いも全店比較に影響します。9月の単月改善を通期の業績回復と同一視せず、既存店の客数、閉店後の固定費、営業利益への反映を次回決算で確認します。
関連ページ
出典
- ウチヤマホールディングス「2027年3月期対前年比較月次速報」(2026年10月5日、IRリリース一覧)