まず結論
外食の既存店売上はほぼ前年並みでしたが、客数は前年を下回り、客単価の上昇が穴を埋めています。塚田農場プラスの伸びは目立つものの、外食店舗とは別の動きです。全社の利益改善を示す数字ではなく、次の決算で客数と採算を確認したい月次です。
月次実績のポイント
| 指標 | 2026年9月 | 比較基準 |
|---|---|---|
| 国内飲食店・全店売上高 | 前年比98.6%(1.4%減) | 2026年9月/前年同月 |
| 国内飲食店・既存店売上高 | 前年比99.7%(0.3%減) | 13カ月経過店、前年同月 |
| 国内飲食店・既存店客数 | 前年比97.1%(2.9%減) | ディナーのみ |
| 国内飲食店・既存店客単価 | 前年比102.3%(2.3%増) | ディナーのみ |
| 塚田農場プラス売上高 | 前年比128.3%(28.3%増) | 中食事業、前年同月 |
| 塚田農場プラス製造食数 | 前年比124.7%(24.7%増) | 中食事業、前年同月 |
既存店売上は曜日合わせ後で前年比100.9%と開示され、曜日影響はマイナス1.2ポイントでした。速報値であり、確定した決算数値とは異なる可能性があります。客数・客単価はディナーのみ、売上高はランチとディナーの合計です。
会社は、長雨の影響があったものの既存店売上は底堅かったと説明しています。専門店の一部コースや、業態変更後の店舗の動きも挙げていますが、個別施策の効果を全社売上へそのまま広げて見ることはできません。
株価材料として見る点
外食既存店では客数減を客単価上昇で補う形が続いています。値上げや高単価商品の寄与だけでなく、来店頻度が戻るかが売上の持続性を左右します。曜日調整後には小幅増となるため、単月の前年比だけで需要の強弱を決めにくい面もあります。
中食事業は売上・製造食数とも2桁増でした。催事や販路拡大が寄与したと会社は説明していますが、利益率や一時的な販売機会の寄与は月次資料だけでは分かりません。
リスクと確認点
月次は速報で、客数・客単価の集計範囲も売上高と異なります。店舗数は国内飲食店が120店と開示されました。次回決算では既存店の客数、客単価、店舗数に加え、中食の増収が利益にもつながっているかを確認する必要があります。
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出典
- エー・ピーホールディングス「月次営業レポート(2026年9月度)」2026年10月13日公表(公式IR・月次営業レポート)