まず結論
KOMPEITOは、サラダ、果物、惣菜、弁当などをオフィスへ届ける設置型健康社食「OFFICE DE YASAI」を運営しています。証券コードは618A、上場予定日は2026年9月11日、市場は東証グロース、主幹事はSBI証券です。
今回のIPOは売出し中心です。公募50,000株に対し、既存株主による売出しは4,139,300株、オーバーアロットメントは628,200株。価格が決まるまでは吸収金額を評価できず、まず2026年8月26日の仮条件を待つ段階です。
IPO基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社KOMPEITO |
| 証券コード | 618A |
| 上場予定日 | 2026年9月11日 |
| 市場 | 東証グロース |
| 上場承認日 | 2026年8月12日 |
| 業種 | サービス業 |
| 主幹事 | SBI証券 |
| 公募 | 50,000株 |
| 売出し | 4,139,300株 |
| オーバーアロットメント | 628,200株 |
| 仮条件決定日 | 2026年8月26日 |
| ブックビルディング期間 | 2026年8月27日〜9月2日 |
| 公開価格決定日 | 2026年9月3日 |
| 購入申込期間 | 2026年9月4日〜9月9日 |
| 公開価格・吸収金額 | 条件確認中 |
何をしている会社か
「OFFICE DE YASAI」は、専用冷蔵庫・冷凍庫を事業所に置き、健康に配慮した食品を定期配送する福利厚生サービスです。会社が負担する月額利用料と、利用者が購入する商品代金が主な収益になります。2025年8月期の連結売上高の95.4%を同事業が占めました。
2026年8月期第3四半期末の本契約社数は6,644社、直近12カ月平均の月次解約率は1.1%、ARRは約89.2億円でした。契約数を積み上げる継続収益型の面がある一方、生鮮品や冷凍品の仕入れ・配送・廃棄を伴う点は、一般的なソフトウェア型サブスクリプションとの違いです。
直近業績で確認したいこと
| 期間 | 売上高 | 営業利益 | 親会社株主に帰属する純利益 |
|---|---|---|---|
| 2025年8月期 | 57.37億円 | △2.25億円 | △1.61億円 |
| 2026年8月期第3四半期累計 | 70.48億円 | 6.71億円 | 5.55億円 |
2025年8月期は広告宣伝費や採用などの先行投資で赤字でしたが、2026年8月期第3四半期累計では黒字へ転換しました。契約社数の伸びに利益がついてきた形です。上場後は、黒字を維持できるか、配送費や仕入れ、人件費を吸収しながら利益率を高められるかが焦点になります。
618AのIPOで見たいポイント
第一は売出し規模です。オーバーアロットメントを含む売出しは4,767,500株で、公募50,000株を大きく上回ります。仮条件と公開価格が示された後、吸収金額と上場時時価総額を確認する必要があります。
第二は利益の持続性です。直近の第3四半期累計は黒字ですが、2025年8月期まで先行投資による赤字が続いていました。契約数やARRの成長だけでなく、解約率、配送費、仕入れ・廃棄、人件費を含む営業利益率を追いたいところです。
第三は事業拡張です。乳製品宅配事業の譲受、給食事業会社の子会社化、米国展開を進めています。顧客基盤と配送網の拡大余地がある反面、M&A後の統合や海外事業の先行費用も確認点になります。
現時点の初値評価
現時点は条件確認中です。公開価格が未定のため、吸収金額、上場時時価総額、価格面の割安・割高は評価しません。
売出し中心という需給上の重さはありますが、これだけで初値を断定することもできません。2026年8月26日の仮条件、9月3日の公開価格を確認した後に評価を更新します。
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まとめ
KOMPEITO(618A)は、2026年9月11日に東証グロース市場へ上場予定です。主力は設置型健康社食「OFFICE DE YASAI」で、直近は契約社数の増加とともに営業黒字へ転換しています。
IPOは売出し中心。公開価格がまだ決まっていないため、現段階で吸収金額や初値を決め打ちせず、仮条件と価格決定後の需給を確認するのが先です。
出典
- 日本取引所グループ「新規上場会社情報」
- 日本取引所グループ「株式会社KOMPEITO 新規上場会社概要」(2026年8月12日)
- 日本取引所グループ「株式会社KOMPEITO 新規上場申請のための有価証券報告書(Ⅰの部)」(2026年8月12日)
- 株式会社KOMPEITO「会社紹介」
- 株式会社KOMPEITO「私たちについて・提供サービス」