何が変わるのか
今回の変更は、中間優待の新設である。従来は8月31日を基準日とする期末優待のみだったが、変更後は2月末基準の中間優待が加わる。
| 区分 | 変更前 | 変更後 |
|---|---|---|
| 基準日 | 毎年8月31日 | 毎年2月末日、8月31日 |
| 通常優待 | 年1回4,000円相当 | 年2回、各2,000円相当 |
| 1年以上継続保有 | 年1回5,000円相当 | 年2回、各2,500円相当 |
| 優待品 | デジタルギフト | デジタルギフト |
年間額だけを見ると、通常保有は4,000円相当、1年以上継続保有は5,000円相当で変更前と同じである。一方、受け取りのタイミングは年1回から年2回に変わる。
対象株主と条件
対象は、毎年2月末日および8月31日の基準日時点で株主名簿に記載または記録された、100株以上保有の株主である。
1年以上継続保有の判定は、制度開始日である2024年6月19日以降、毎年8月31日の株主名簿に100株以上を同一株主番号で2回以上連続して記載または記録されることが条件となる。
注意したいのは、2月末日の基準日は継続保有期間の判定対象ではない点だ。中間優待は新設されるが、長期保有判定の基準日は引き続き8月31日のみである。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 必要株数 | 100株以上 |
| 中間優待の基準日 | 毎年2月末日 |
| 期末優待の基準日 | 毎年8月31日 |
| 長期保有判定 | 8月31日の株主名簿で同一株主番号2回以上連続記載 |
| 2月末基準日の扱い | 継続保有期間の判定対象外 |
優待内容
優待品はデジタルギフトである。会社は、Amazonギフトカード、QUOカードPay、PayPayポイント、dポイント、au PAYギフトカード、Apple Gift Card、EdyギフトID、Google Play ギフトコード、楽天ポイントギフトカードなどを交換先の予定としている。
| 基準日 | 保有条件 | 優待内容 |
|---|---|---|
| 2月末日 | 100株以上 | デジタルギフト2,000円相当 |
| 2月末日 | 100株以上、1年以上継続保有 | デジタルギフト2,500円相当 |
| 8月31日 | 100株以上 | デジタルギフト2,000円相当 |
| 8月31日 | 100株以上、1年以上継続保有 | デジタルギフト2,500円相当 |
デジタルギフトには受取期限と有効期限がある。交換先は今後変更される可能性があり、一部ギフトは交換レートが異なる場合もある。
適用開始とスケジュール
変更後の制度は、2026年2月28日を基準日とする株主優待以降に適用される。
| 日付・時期 | 内容 |
|---|---|
| 2026年1月9日 | 株主優待制度の変更を発表 |
| 2026年2月28日 | 変更後制度の初回基準日 |
| 毎年5月 | 中間優待を発送予定 |
| 毎年8月31日 | 期末優待の基準日 |
| 毎年11月 | 期末優待を発送予定 |
期末優待は、同時期に発送する定時株主総会招集通知に同封する予定とされている。
優待投資として見るときの注意点
今回の変更で確認したい点は次の通りだ。
- 2026年2月28日基準分から中間優待が新設される
- 通常保有時の年間優待額は4,000円相当で、変更前と同じである
- 1年以上継続保有時の年間優待額は5,000円相当で、変更前と同じである
- 継続保有期間の判定基準日は8月31日のみで、2月末日は判定対象ではない
- デジタルギフトは受取期限、有効期限、交換レートを確認する必要がある
年2回化は受け取りタイミングの分散という意味では使い勝手が増す。一方で、優待価値だけを固定的な利回りとして見ないほうがよい。株価、業績、配当、制度継続にかかる費用を分けて確認したい。
まとめ
メディア工房は、2026年1月9日に株主優待制度の変更を発表した。
2026年2月28日基準分から中間優待を新設し、2月末と8月31日の年2回、100株以上の株主にデジタルギフトを進呈する。通常優待は各2,000円相当、1年以上継続保有の場合は各2,500円相当である。
年間額は変更前と同じだが、基準日と発送時期が年2回になる。特に長期保有判定は8月31日の株主名簿で行われ、2月末日は判定対象外である点を押さえておきたい。
参考
- メディア工房「株主優待制度の変更(中間優待の新設)に関するお知らせ」、2026年1月9日公表。
- メディア工房「株主優待制度」: https://www.mkb.ne.jp/ir/ir_benefits.php